昨日配信
小林よしのりライジングVol.533
「戦後80年談話なら『戦争論』だ!」の
感想をご紹介します!
【こんさん】
自分は18歳の時に「戦争論」に出会い、体内に衝撃が走ったのを覚えています。今思えば、それが「血肉になる」きっかけだったのかもしれません。トランプの振る舞いは子供じみた狂気にしか思えないし、ロシアには警戒心しかない。日の丸の国旗は大事にしなきゃとは思うが、X上でやたらとハンドルネームに日の丸をつける人には薄っぺらいプライドしか感じない。皇室の方々を大事にしないダンケーカルトには虫唾が走るし、皇室を戴く日本を守れるのは日本人しかいないと思います。
とはいえ、戦時の若者たちのような純粋なパトリシズムが自分にあるかと言えば、そんなに自信はないです。完全な血肉になるまで昇華できているかといえば、まだまだだとも思います。
ただ、頭で考えるよりも先に「体質に合わない」というような感覚が生じることは多々あります。完全な血肉にするために、もう一度戦争論シリーズを読見直そうと思いました。
【さらうどんさん】
「情報」「蘊蓄」では心を揺さぶられません。小林先生の漫画を読むと心を揺さぶられ、心を裸にされたような感じがして、読後の思いを身近な人と共有したいと強く思いました。でも、宗教の感じじゃないです。「そうだ、身近に戦争を体験している身内がいるじゃないか。何で今まで話を聞くのを避けていたんだ」という感じです。祖母からは亡き祖父の戦時中の話などを聞かせて貰いましたが、同時に自分への軽いお小言を含めて、今の日本人はダメだねという話を聞かされました。その時は耳が痛かったですが、祖母亡き今、それも含めて有難い思い出なので、きっかけを作って頂いた「戦争論」はとても有難い漫画です。
言論人の人達はカッコつけているんだと思います。自分自身の弱さと向き合わなければ、戦後民主主義という日本独特のヘンな状況に甘えていた自分とは向き合えないのです。私は九州生まれ九州育ちなので、土地柄による男尊女卑風潮に甘えて無自覚な意識を重ねてきていると思います。戦後民主主義に関しても、同様に無自覚な意識が重なって、八つ墓村的に自分の生きている世間を覆っているので、そこに微睡んでしまうのだと思います。
知識人の言うことがなぜちっとも響かないのか、
『戦争論』は一体何が違ったのか、
改めてはっきりしたと思います。
そして、このような本は未だに
『戦争論』以外にはないということも。
戦後80年だからこそ『戦争論』!
戦後民主主義が「体質に合わない」人を
もっともっと増やしましょう!!