はじめてのよしりん 第17回
【yan ryuさん】
はじめてのよしりん先生は、テレビのおぼっちゃまくんでした。当時はとにかく笑いながらみてましたね!ただマンガは読んだことがなくて…すみま千円!
よしりん先生を初めて写真でお見掛けしたのは電車の中吊り広告でした。なんの雑誌の中吊りだったか忘れてしまいましたが、ゴー宣開始当初の対談記事で「ゴーマニズム宣言とは何なのか?」みたいな一行があって先生の顔写真が掲載されていたのを覚えています。そして大学2年、SAPIOを読み始めたとき、読み始めたその号で、ゴー宣がSPA!から移籍してくるという告知がありました!
こちらは「小林よしのり 『新・ゴーマニズム宣言』連載開始』と銘打ったSAPIO(1995年9月27日号)。
いまだったらこんな写真を表紙にした雑誌なんてありえないところ(というか、当時でもこの表紙のセンスってどうなの?と思ってましたが)ですが、さすがは雑誌文化華やかなりし時代だったんだなあと改めて思います。
とはいえ、過ぎ去った時代を懐かしんでいてもしょうがありません。
よしりん先生とよしりん企画は、新たな時代に挑戦していきます!
【あるでぃーさん】
よしりん作品とのはじめての出会いは、20代に友人宅でたまたま手に取った学園ギャグ漫画・「異能戦士」の単行本です(友達の彼氏が置いていったものです)。読み始めたら次々と繰り出される怒涛のギャグに笑えて笑えて。「その先はいわないでっ!」の決めゼリフは友人とよく使って盛り上がってました♪
主人公の女の子(一応美少女キャラ)がハチャメチャでいろいろと難ありだけど、チャーミングで生命力に溢れている点は、一条かれんや蜜子などその後のヒロイン達と共通しているかもです。
際どい下ネタも多いのですが、女性が読んでも嫌悪感や違和感がわかず、無邪気に笑えてしまうのがこれまた不思議でした。やはりよしりん作品は「下品」なことを描いても、いつもどこか品があるのだよなー(ベースに先生の女性に対する愛情とリスペクトがあるからだと思っています)。この「異能戦士」は、名だたる作品群の中ではマイナーかもしれませんが、もっと知られて欲しいな〜と思う大好きな作品です。
その後「厳格に訊け」を読み、炸裂するギャグの核に人間存在のリアルを突いた哲学も感じてさらに深みにはまり、よしりん先生から目が離せなくなってしまい現在に至ります。
『異能戦士』はまさに知られざる傑作!
「知られざる」というのがもったいなさすぎる傑作です!
美少女キャラを主人公に、80年代的ポップさを取り入れた作品かと思いきや、それをどんどん破壊していくようなギャグの疾走・暴走に唖然としつつ爆笑!
そして、全体を貫く「超能力よりも異能力だ」という、時代を超えて通じるテーマ!
本当に、再評価されて欲しい一作です。
あなたにはあなたの「よしりん」がある!
あなたの「はじめてのよしりん」、
ぜひこちらにお寄せください!!
https://aiko-sama.com/archives/50096
BACK NUMBER!
第1回 トッキー
第2回 マックンさん/tubafreddieさん
第3回 anamochiさん/枯れ尾花さん
第4回 masaさん/Richard Tigerさん/突撃一番さん
第5回 ハートマン軍曹さん/タヒガシさん/ふぇいさん
第6回 DANさん/ねこまるさん/ダグドラえもんさん
第7回 あゆむさん
番外編 大須賀淳さん
第8回 あしたのジョージさん/サトルさん/グッピオのオオカミさん
第9回 ありんこさん/ねこ派さん
第10回 KOさん/神奈川のYさん
第11回 基礎医学研究者さん/希蝶さん
第12回 コチャコさん/智之丞さん/かずずさん
第13回 nicさん
第14回 焙煎珈琲さん/tanapomさん
第15回 こふくろうさん/異形忍紅トカゲ仮面ライダーX(以下略)さん/秋田のタカさん
第16回 ひとかけらさん/じーまさん/daigoさん