石破内閣の内閣総理大臣補佐官である自民党の長島昭久が、相変わらずXで男系固執のポストを振りまいています。
ここで長島は、今上陛下の子である愛子さまは女性であるから血統に価値はなく、生まれた時から一般国民で室町時代まで遡らないと男系で繋がらない旧宮家系子孫の男子の方が価値ある血統である!という意味の事を言っています(違うならどう違うか言ってみい!)
さて、上記ポストで長島は「正統性」という語を用いていますが、「皇位継承における正統(しょうとう)」については、先日のブログで紹介した大川真・中央大学教授の記事でその正確な意味が解説されています。
詳細は元記事の「3.皇位継承における正統(しょうとう)」をお読みください。
大川教授の記事中でも述べられている通り、少なくとも皇位継承における「正統」は「女性、女系天皇の是非をめぐる論争」には全く無関係だという事がわかります。
長島の弁を正確に表すなら、8人10代の女性天皇(元明→元正の母娘(女系)継承含む)や、第二代の綏靖天皇からいきなり始まる欠史八代により途端に破綻している「万世一系の男系」を「正当化」しようとするものと言えるでしょう。
アカデミックな観点では即座に綻びが露呈する雑で偏向した論を国会議員(それも内閣の一員)が強弁するのは、安定した皇位継承の実現ではなく、自らの支持層へのウケを狙った皇室の政治利用にしか見えません。
男系男子固執論の嘘・偽りは既に愛子天皇論シリーズでもことごとく暴かれていますが、もはや「権力中枢にまで入ったカルトの教義」なので、誤用や矛盾などをものともせず呪詛の言葉のように唱え続けられています。
昨日のブログに書いたように、とうとう法制局による憲法解釈まで極めて支離滅裂になっている現状。普通の人が普通の感覚で見た時に「どちらがおかしいか」判断される状況がどんどん増えて欲しいです(皇統クラブ活動などを通じて増やして行きましょう!)