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小林よしのり
2025.1.11 07:30日々の出来事

今度は中居くんがキャンセルカルチャーされるのか?

中居正広が「キャンセルカルチャー」で、テレビから
ボイコットされそうだ。
「キャンセルカルチャー」にあれほど警鐘を鳴らしたのに、
「キャンセルカルチャー」の言葉そのものを隠蔽しながら、
日本のマスコミは芸能人や文化を消滅させていく。

そもそも今回の中居正広の件は、週刊文春かSNSを見てなきゃ、
詳細が全然分からない。
いきなりテレビの報道ニュースで、中居くんの謝罪が読み上げ
られても、どえらい事件が起こったらしいと驚くが、ほとんど
意味不明。
9000万円も払って口止めしたのに、約束が破られていると
いうことしか入って来ない。
べらぼうな口止め料を払って決着がついたのなら、あとで
べらべら喋っちゃダメだろうとしか思わない。
カネの話じゃないと思うのなら、トラブルが起こった時点で、
警察に訴えるしかない。

こんな曖昧なことを、わざわざ事件化して、1人の芸能人の
経歴や人生をキャンセルさせてやれと思う大衆は、本当に
底意地が悪い。
大衆はこの一件を「こじらせてやれ」としか思ってなくて、
テレビもスポンサーも、容赦なく有名人のキャンセルに
加担している。
気持ちの悪い現象だなぁ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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