今号の週刊文春「悠仁さまを揺さぶる“愛子天皇”極秘計画」という記事を読んだ。
冒頭いきなり
「愛子さまに相応しい、Y染色体を持つ旧皇族の青年を」。
総理が懐刀に指示し、女性天皇誕生に向けた計画が――。
なんて書いてあって、石破茂ってどこまでもひでえ奴だなと思ったら、「総理」=安倍晋三のことだった。
安倍晋三は、生前、統一協会の教義とがっちり合体して、
「反天皇」
「男の血にこだわる男尊女卑」
に振り切れて、皇室に対する不敬の限りを尽くした人間だ。
「愛子さまに相応しい、Y染色体を持つ旧皇族の青年を探せ」
なんて指示まで出していたなんて、やっぱりとことん気色の悪いカルト!
週刊文春もまた、そんなY染色体男系カルトの言い分を、カルト妄想と疑いもせず、
〈仮に愛子天皇が誕生したとしても、その子どもには、男性固有の「Y染色体」が受け継がれない。神武天皇以来、男系男子が受け継いできたとされるY染色体をもたない子どもに対し、皇位を継承させるわけにはいかない〉
なんて鵜呑みにして、当然のことのように書いてしまっているところが、バカ丸出しだ。
「神武天皇以来受け継いできた」と言うなら、まず、神武天皇の実在、2代目・綏靖天皇から9代目・開化天皇までの「欠史8代」と呼ばれる時代について、その実在を証明しなければならない。
だが、学術的には、その実在は否定されていて、後の世の創作だとされている。
だから、教科書でも「コラム」扱いでしか載せることができない。とっくにわかっていることだ。
生物学的にも、Y染色体を皇位継承の証かのように言う言説は、完全なる「トンデモ」だとされる。
Y染色体は、単なる遺伝子の運び屋でしかなく、その遺伝情報は常にシャッフルされていて、一定の確固・確実な「神武天皇のY染色体」なんかどこにも存在しない。
これって男系男子にこだわりたい、「男の血」を尊びたい政治家にとっては、都合の悪い学術的結論のはずだ。
ところが、統一協会と合体したいため、そして、政治家自身の気持ちよさのため、権力の椅子を確保したい欲望のためにも、
「男尊女卑したい」
という一心があるから、Y染色体信仰なんていうカルトが編み出され、今も自民党の政治家の脳は、そんなカルト妄想にどっぷり漬け込まれている。
おまけに高市早苗あたりを通じて、女性の政治家まで平気で男尊女卑したがっているのだから、自民党はどこまでも不気味で気色悪い政党だと思う。
安倍晋三の時代に、密命を受けて賀陽家の男子2人を調査したという話や、その2人が御所で愛子さまとお見合いしたというデマも書いてあるけど、まだそんな古びた話を使いまわしているの? って感じだ。
これまで週刊誌が何年にもわたって、何度も何度も何度も使ってきているY染色体カルト発信者・八木秀次による談話に過ぎないし、結局、安倍晋三の時代に、該当する「男系男子」を必死で探したんだけど、見つからなかったという結論でしかない。
愛子さまに、むりやり結婚相手をあてがってしまおうという「コマ扱い」の感覚そのものが、読んでいて気分が悪いし、自民党の政治家って、天皇陛下、皇族方よりも自分のほうが偉いと思っているというのが本当のところなんだろう。
この話は、来年一発目、1月25日(土)開催の「伝統ではない!男尊女卑だ!」でもとことん話したい。
みんな、応募だーっ!
集まろう!!!