皆様、こんにちは!公論サポーターのゲリラ工作員もどきしている普通の婦女子、ランランと申します。
今回は、中国の兵法と大東亜戦時の名将の兵法をあわせてご紹介したく思います。
大東亜戦争戦争時、日本はアメリカの大軍と戦ったさい、状況悪化する戦況でも敵に大打撃を与えました。
大軍の敵と持久戦、防衛戦に必須の策では、大陸の兵法に
順手牽羊(じゅんしゅけんよう)という言葉があります。
これは大群の羊から一匹羊を盗み、気づかせない、
という意味で、戦では例えば、敵に知られないよう
身を隠し一つ一つ(敵)を排除して力を削ぐことを指します。
日本ではペリリューの戦いにて、激闘した中川州男中佐や、硫黄島の戦いにて栗林司令が指揮した戦いの戦法が顕著で、背水の陣(後には退けない状況)でアメリカの大軍に対して表面に陣地を置かず、少数精鋭で持久戦可能にする日本の陸地最大戦法、地下陣地を展開して戦っています。地下陣地とは文字通り地下に陣地をはって洞窟とトンネルを掘り、四方八方からゲリラ戦を展開する奇襲戦法で、正直大陸の奇襲戦法がかすんでしまうくらいの強さでした。
また、日本と大陸で使った兵法に、
無中生有(むちゅうしょうゆう)という物があります。
これは無いように見せかけて有るという偽装工作(カモフラージュ)の意味です。
例えば夜戦飛行隊の芙蓉部隊を率いた美濃部正少佐が、一見、軍の基地と思えない牧場風の土地にしたカモフラージュ基地を構築しました。しかもちゃんと牧場の如く牛や牧草、さらにこまめにアメリカに爆撃されても火が広がらないよう対策するなど、用意周到です。
大陸ではハッタリをかまして油断したところに攻撃を仕掛けるという意味が含まれます。
また、攻めるも守るも必須の兵法があります。
東西共通、情報戦です。
これが疎かにしたら勝てる戦も勝てません。
情報を迅速に収集し正確に捉え、策を練る、
これが古今東西必至必勝(生)の秘訣であると
大陸の孫子と日本の名参謀堀栄三氏から学び、
皆さまにご紹介致しました。
御役に立てれば幸いです。
以上です。
ペリリューも硫黄島も、最後は玉砕という結果になっているので、圧倒的兵力差で勝てるわけのないのに行った無謀な戦闘だったというように見られがちですが、大軍を相手にする際の中国大陸の兵法に十分適うものだったとして見直す視点もあっていいのではないでしょうか。
一方の「情報戦」については、全体としては、日本は昔も今も苦手もしくは軽視していて、それで負けているというところがあるのではないかと思うのですが、その点の検証もまた必要でしょう。