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大須賀淳
2024.12.20 09:29その他ニュース

都市は脆い

今日は一限から専門学校での講義なので都心に向かっていた所、踏切での事故で某路線の大部分の区間がストップ!とんでもない遠回りの電車中でこれを書いています(いつも授業の30分以上前(ギャラ対象外)には着いて授業準備してるのに、今日は遅刻確定。悲しい)。

 

しかし、1カ所の踏切が事故っただけで、数十〜数百万人が混乱するとは、やはり都市機能とは脆いものだと実感します。

 

来年は地下鉄サリンから30年ですが、オウムの実行犯は「自分が逃げられるよう」電車内でサリンの袋を破ったので、あの大惨事であってもまだ「限定的」と言える被害でした。

 

もし、都内の数カ所の路線を故意の事故でストップさせ、足止めされた人が溢れかえる各ターミナルでテロが行われたら…。

はるかに甚大な犠牲が出るはずで、考えただけで背筋が凍ります。

 

今や、30代半ば以下はリアルタイムでオウム事件を知らない世代。

 

直接のテロこそ起こしていないものの、選挙のシステムを濫用するなど常識から遊離した集団が、一定の「支持」を集める構造などは、ある種オウムとそっくりです。

 

地下鉄サリンから30年にあたっては、単に出来事のプレイバックだけでなく、当時を知らない世代も交えた(むしろメインにした)再考察が必要と感じます。

 

ああ、まだ電車は着かない…。

 

 

大須賀淳

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