秋篠宮殿下の心の声は聞こえているか?
小林よしのりライジングVol.522
配信です!
今週号のタイトルは
「秋篠宮殿下〈いじめ〉発言」
秋篠宮殿下のお誕生日に際した記者会見でのご発言、中でも特に
「皇族は生身の人間」「バッシングというよりいじめ」という部分を、週刊文春、週刊新潮が揃って叩いている。
中でも文春は「秋篠宮が国民と訣別した日」などというタイトルをデカデカとつけている。
いつどこで秋篠宮殿下が国民と訣別した!? 非常識も甚だしい!
しかも本文記事はスカスカで、その大仰なタイトルに見合うような内容は何ひとつない、まさに羊頭狗肉!
そもそも文春・新潮ら週刊誌こそが、秋篠宮家に「いじめ」をやっている張本人だ。
自分たちがやっていることが「いじめ」だという本当のことを言われたから逆上したのだ。
それに何より、週刊誌はバッシング記事を書かないと売れないから、どんなことがあろうと秋篠宮家については悪く解釈して「いじめ記事」を書く。全ては売るためだ!
今回はいじめの張本人が、いじめの被害者に対して「いじめられる方が悪いんだ!」と居直ったのであり、しかもこんないじめに加担するコメントを出すバカな学者がいくらでもいるのである!
なぜこんな卑怯卑劣な行為がまかり通るのか?
このままでは皇室が滅ぼされる!
秋篠宮殿下のメッセージをしっかり受け取ろう!!
泉美木蘭のトンデモ見聞録は
「女帝・持統天皇列伝〈3〉
百済を救え! 行軍中に妊娠出産」
大好評! 持統天皇伝第3回!
生まれた時からとんでもない境遇の中にいた後の持統天皇、鸕野讃良・ささら。
古代の熾烈な権力闘争を目撃しながらその精神を育んだささらは、17歳にして百済救援へと向かう遠征軍に同行して九州へ向かう!
軍を率いるのは女帝・斉明天皇、当時68歳!
古代の女帝はどこまでも強く勇ましい!
そしてその皇軍の最中にも、凄まじいドラマの数々が。
斉明天皇はその途中、無理がたたったのか急逝してしまう。
息子の中大兄皇子が即位せずに遠征軍の指揮を取り、進軍は続く。
そしてそんな中、さららは出産する!
一方で朝鮮半島に出兵した軍は唐・新羅の連合軍とついに開戦!
古代最大の対外戦争、白村江の戦いである。
しかし、これが大惨敗、一転日本の危機となる!
息をもつかせぬ急展開、若きさららはどうなる?
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」
…秋篠宮殿下のお誕生日に際した記者会見における「皇族は生身の人間」「バッシングというよりいじめ」というご発言は衝撃的ではあったが、当然の発言だとわしは思った。だが、週刊誌は絶対にそのようには受け止めなかった。
週刊文春は翌週号の巻頭特集に『秋篠宮が国民と訣別した日』、週刊新潮は『秋篠宮さまが吐露された「国民」「政府」へのご不満』というタイトルの記事を掲載した。内容はどちらも大差なく、秋篠宮殿下のご発言を、皇族が国民を批判したものと曲解して、さらに殿下を叩くものだった。非常識も甚だしいが、その一方で、秋篠宮殿下の記者会見を見た時点で、週刊誌がそんなことを書くだろうということは大体予想がついていた。なぜかといえば、そう書かなければ売れないからである。
秋篠宮殿下が投げかけた問題の真意を、どれだけの国民が理解しているだろうか!?
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…朝鮮半島では、高句麗、新羅、百済が抗争を繰り返し、そこに大国・唐が勢力を強めてきて、ますます戦々恐々とした情勢が続いていた。
そして遂に斉明6年(660年)10月のある日、新羅を率いた唐の軍が、百済に侵略して滅ぼしてしまったという衝撃の報告が入る。親交のあった百済の窮地、時の女帝・斉明天皇、御年68歳!は自ら朝鮮半島への派兵の準備に乗り出し、朝廷のすべての貴族と役人を率いて「百済遠征軍」を組織、最高統率者となって前線基地である筑紫(現在の福岡県)に向けて出港した。この行軍の中に、
17歳のさらら、後の持統天皇もいたのである!
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」
…少子高齢化社会の本格化に加え、バスの運転手のなり手がほとんどいない現在では、自動運転バスを拡大すべき?
日本で、韓国の戒厳令のようなことは起こる?
作品によって読者像の傾向を感じることなどはある?
『歌謡曲を通して~』で歌う曲はどのようにして決めている?
国民民主党に期待できることはない?
漫画は女性漫画家よりも男性漫画家の作品の方がヒットしやすい?
…等々、よしりんの回答や如何に!?
目次
1. ゴーマニズム宣言・第551回
「秋篠宮殿下〈いじめ〉発言」
2. しゃべらせてクリ!・第477回
「メリークリスマス! ビキニサンタしゃん、プレゼントは何でしゅか?の巻【前編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第346回
「女帝・持統天皇列伝〈3〉百済を救え! 行軍中に妊娠出産」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記