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2024.12.4 07:00ゴー宣道場

<新コロナ真理教の人々㊷> 【コロナ騒動と善意】

<新コロナ真理教の人々㊷>byカイジロウ
【コロナ騒動と善意】

 猿猴捉月という言葉をご存知でしょうか。昔、猿の王様が水面に映った月を見て月が水に落ちたと勘違いし、臣下の猿たちと木の枝にぶら下がって月を救おうとしたが、重みで木が折れ、猿が全員溺れ死んでしまった−−−という古代中国の『僧祇律』にある話です※①。井沢元彦が「日本人が最も嫌う話」として紹介していました。
 この故事が示すのは、「大切なことは善意ではなく知恵」という身も蓋もない話ですが、確かに日本人が好む話ではなさそうです。そして反対に、謀略にかかれば一族皆殺しという過酷な歴史を持つ中国では、大事な教訓として語り継がれるのでしょう。

 普通に考えて善意はいくらでも罪悪に繋がりますが、理想でない状態を全て罪穢れと考える日本人は、善人が悪をもたらすメカニズムがうまく理解出来ません。オウム真理教が犯罪に走った理由は悪意にはなく、むしろ信者に溢れる善意がありながら、彼らに常識的な判断力が欠如していたからです。つまり善意悪意とは無関係に、愚かだったからあのような犯罪を犯したのです。

 コロナ騒動の陰謀論にも同じ理路が浮かびます。「悪が必ず悪意から起きる」ならば、史上最大の薬害には、どうしてもビル・ゲイツあたりの悪意が必要となります。しかし彼はおそらく「ワクチンは有効」と信じ、巨万の富を得た人生の最後に、世界からの敬意を望んでいるだけです。そして彼だけではなく、世界中の医学者がワクチン神話の中で善意と名誉欲に駆り立てられ、医学利権とないまぜになって薬害が起こされているのです※②

 医学が他の産業と根本的に異なるのは、害を撒き散らしてもカネになることで、恐怖を膨らますだけで巨大なマーケットが生まれます。民主主義では多数決が絶対正義(=善)ですから、恐怖が大衆に蔓延するだけで全体主義は容易に実現してしまいます。
 このように医学界は総体として悪意に満ちていますが、私たちが世話になる医者や看護師が善意に溢れていることが厄介な構図なのです。彼らはオウム信者のように疑問も持たず、無謬の笑顔で私たちに標準医療を勧めてきます。そして善意が全てと思う私たちは、その笑顔の裏にある巨悪を見抜けず、善意だから間違っていないはずだと、いまだにコロナ騒動を総括出来ないのです。

※①)猿猴捉月(四字熟語辞典ONLINE)
https://yoji.jitenon.jp/yojif/2907.html

※②)ビル・ゲイツがワクチンの「狂った陰謀論」を改めて否定(Forbes JAPAN)
https://forbesjapan.com/articles/detail/39513

 

コロナ真理教の人々
庶民が医学に疑問を持たねばならない
医学は科学ではない
医学の常識は歴史と共に変わる
医学は宗教に近い
人は信じたいことを信じる
医学と闘うために
誤解:コロナは恐怖の殺人ウイルスである
誤解:超過死亡は出ていない
誤解:死亡が増加しているのはコロナのせい
誤解:ワクチンがコロナを抑え込んだ
誤解:未知のウイルスだから最初は分からなくて当然
誤解:今更コロナを振り返っても意味ない
⑬誤解:コロナワクチンで薬害は起きていない
⑭誤解:そんなに酷い薬害ならマスコミが騒ぐはず
⑮誤解:ワクチン効果は、打つまで分からなかった
⑯誤解:ワクチン有効率95%はスゲエ
⑰誤解:コロナワクチンは感染を防いだ
⑱誤解:コロナワクチンは死亡を防いだ
⑲誤解:それでもワクチンは感染死亡を防いだ
⑳誤解:ワクチンは集団免疫達成に必要だった
㉑誤解:mRNAワクチンは救世主の技術だ
㉒誤解:mRNAワクチンは安全だ
㉓誤解:でもインフルワクチンは効いているでしょ?
㉔誤解:でもワクチンで天然痘が絶滅したでしょ?
㉕誤解:健康であればあるほどよい
㉖誤解:製薬会社は人々の健康のために創薬している
㉗誤解:行動制限に意味はあった
㉘誤解:病院に行くほど健康になる
㉙誤解:マスクに感染防止効果はある
㉚誤解:マスクに効果がなくても念の為にした方が良い
㉛誤解:でもマスクに害はないでしょ
㉜誤解:でも健康診断は身体のためだよね?
㉝誤解:日本の研究者は誠実で優秀
㉞誤解:薬害は推定無罪であるべき
㉟誤解:人工ウイルス説なんて陰謀論
㊱誤解:人工ウイルスの目的はビルゲイツの人口削減
㊲誤解:反ワクって非科学の一枚岩で気色悪いよね
㊳誤解:接種したが副作用がなかったから大丈夫だ
㊴誤解:シェディングは陰謀論
㊵誤解:DNA混入問題はデマ
㊶誤解:mRNAワクチンにDNAが入る筈がない
㊷誤解:レプリコンは明治製菓の新しいお菓子?
㊸誤解:私の主治医は魅力的だから医者は信用できる
㊹誤解:医学者というプロが間違う筈がない
㊺パンデミックが終わるとき
㊻最終回:日本でコロナ騒動が長引いた理由

新コロナ真理教の人々
➀超過死亡
②過少死亡と病院経営
③コロナワクチンは終わるのか
④医学は本当に宗教なのかⅠ
⑤医学は本当に宗教なのかⅡ
⑥医学は本当に宗教なのかⅢ
⑦厚労省の心筋炎詐欺グラフ
[号外]紅麹問題
⑧XBB詐欺と抗原原罪
[号外②]パンデミック条約反対デモ
⑨コロナ論の論客たち
[号外③]コロナワクチン被害国家賠償請求訴訟
⑩コロナ騒動と人間関係
⑪mRNAワクチン中止を求める国民連合Ⅰ
⑫mRNAワクチン中止を求める国民連合Ⅱ
⑬ワクチンとサヨク思想Ⅰ(日米の政局について)
⑭ワクチンとサヨク思想Ⅱ(自然主義について)
⑮ワクチンとサヨク思想Ⅲ(陰謀論者について)
⑯プラセボとRCT
⑰真の危険性は誰も知らなかった
⑱コロナ言論の全体主義
⑲コロナ騒動とカルト
⑳マスク問題再考
[号外④]コロナ騒動と東京都知事選
㉑コロナ騒動とハンセン病
㉒落とし所の模索
㉓そもそも死因は明らかになるのか
[号外⑤]愛子様祭りから考えたこと
㉔コロナ騒動と原爆の日
㉕射つほど感染する
[号外⑥]南海トラフとコロナ騒動
㉖mRNAワクチンなるものはワクチンなのか
㉗謝れない人たち
㉘関係者は罰せられるのか
㉙コロナ騒動と男性優位社会
㉚『世にも危険な医療の世界史』を読む
㉛レプリコンワクチン
㉜人体に不可逆はある
㉝自分の目で見て自分の心で感じる人は少ない
㉞コロナ詐欺に気づいた日
㉟原典に当たる
㊱伝播はするのか
㊲超過死亡Ⅱ
㊳超過死亡の死因
㊴コロナ騒動とカルトⅡ
㊵生存者バイアス
㊶リードタイム・バイアス

 

 


 

 

そういえば、「地獄への道は善意で舗装されている」なんて言葉もありましたね。
ヨーロッパの格言で、誰が言い始めたのかは諸説あるようですが、古くからいろんな人が言ってきたのでしょう。

一方で、日本にそれに類する古くからの言葉があるかというと、確かに思いつきませんね。
日本人ももういい加減この感覚になじんでおかないと、本当に危ないという気がします。

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