12月1日は天皇皇后両陛下のご長女、敬
宮殿下の23歳のお誕生日。
心からお祝い申し上げ、ご健勝とご多祥を祈り上げる。この日、テレビ局から番組へのビデオ出演を依頼されていた。
番組担当者が拙著『愛子さま 女性天皇への道』
(講談社ビーシー/講談社)を読んで、
インタビュー取材を望んだようだ。
版元にも拙著の書影など関係資料を求めていた。ところが何か事件が発生して、
番組でそれを大きく取り上げる為に、
敬宮殿下のお誕生日関連のコーナー全体の尺自体が
短くなって、私の収録は直前にキャンセルになった。
コーナーの最後に私のコメントが入る予定だったが、
およそ以下の発言を考えていた。①23年間、敬宮殿下はこれまでご本人の未来が
不確定なまま過ごされている。②その一方で、天皇皇后両陛下の愛情あふれる
ご家庭で育って来られた。③「敬宮」というご称号、「愛子」というお名前にふさわしく、
人々から敬われ愛されるお人柄にお育ちになった。④皇室の役目は困難な道を歩む人々に心を寄せること、
というはっきりしたご自覚を持って、皇室のご公務と
日本赤十字社のお仕事の両立に、日々取り組んでおられる。⑤そのお姿、振る舞いに触れる機会が増えるに従って、
国民の間に共感の輪がひろがっている。⑥天皇皇后両陛下にお子さまがいらっしゃらないならともかく、
両陛下と血縁が最も近く、そのお気持ちを誰よりも
真っ直ぐに受け継いでおられるお健やかで
ご聡明な敬宮殿下がおられるのに、
ただ「女性だから」というだけの理由で予め
皇位継承のラインから外されるという今の在り方は、
多くの国民にとって素直に受け入れにくいのではないか。追記
①早速、拙著の誤植を見付けた。
116ページ5行目に「北朝の宗」とあるのは勿論、
「南朝の宋」の誤り。
どうして誤植はいつも間違えるはずがない記述の中に
潜んでいるのか。お詫びして訂正する。②拙著の抜粋が「現代ビジネス」で3回にわたり公開される。
公開日は11月26日、12月1日、12月6 日。
あわせてYahooニュースでも配信される。
又別に「プレジデントオンライン」でも、
3回にわたり他の箇所の抜粋が公開される。
公開日はまだ承知していない。
こちらもYahooニュースでも配信。③12月1日公開の「婦人画報プレミアム」の
吉原康和氏執筆の記事にコメントが掲載された。【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/
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