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高森明勅
2024.12.2 16:38皇室

敬宮殿下のお誕生日をお祝い申し上げる

12月1日は天皇皇后両陛下のご長女、敬
宮殿下の23歳のお誕生日。
心からお祝い申し上げ、ご健勝とご多祥を祈り上げる。

この日、テレビ局から番組へのビデオ出演を依頼されていた。
番組担当者が拙著『愛子さま 女性天皇への道』
(講談社ビーシー/講談社)を読んで、
インタビュー取材を望んだようだ。
版元にも拙著の書影など関係資料を求めていた。

ところが何か事件が発生して、
番組でそれを大きく取り上げる為に、
敬宮殿下のお誕生日関連のコーナー全体の尺自体が
短くなって、私の収録は直前にキャンセルになった。
コーナーの最後に私のコメントが入る予定だったが、
およそ以下の発言を考えていた。

①23年間、敬宮殿下はこれまでご本人の未来が
不確定なまま過ごされている。

②その一方で、天皇皇后両陛下の愛情あふれる
ご家庭で育って来られた。

③「敬宮」というご称号、「愛子」というお名前にふさわしく、
人々から敬われ愛されるお人柄にお育ちになった。

④皇室の役目は困難な道を歩む人々に心を寄せること、
というはっきりしたご自覚を持って、皇室のご公務と
日本赤十字社のお仕事の両立に、日々取り組んでおられる。

⑤そのお姿、振る舞いに触れる機会が増えるに従って、
国民の間に共感の輪がひろがっている。

⑥天皇皇后両陛下にお子さまがいらっしゃらないならともかく、
両陛下と血縁が最も近く、そのお気持ちを誰よりも
真っ直ぐに受け継いでおられるお健やかで
ご聡明な敬宮殿下がおられるのに、
ただ「女性だから」というだけの理由で予め
皇位継承のラインから外されるという今の在り方は、
多くの国民にとって素直に受け入れにくいのではないか。

追記
①早速、拙著の誤植を見付けた。
116ページ5行目に「北朝の宗」とあるのは勿論、
「南朝の宋」の誤り。

どうして誤植はいつも間違えるはずがない記述の中に
潜んでいるのか。お詫びして訂正する。

②拙著の抜粋が「現代ビジネス」で3回にわたり公開される。
公開日は11月26日、12月1日、12月6 日。
あわせてYahooニュースでも配信される。
又別に「プレジデントオンライン」でも、
3回にわたり他の箇所の抜粋が公開される。
公開日はまだ承知していない。
こちらもYahooニュースでも配信。

③12月1日公開の「婦人画報プレミアム」の
吉原康和氏執筆の記事にコメントが掲載された。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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