本日発売のSPA!に掲載されているゴー宣・愛子天皇論第252章は『「愛子天皇」と言えない奇病』。
アンケートで「女性・女系天皇に賛成」と答えながらも、政界内の世間への忖度で「愛子天皇」と言えず、実態は男系男子固執者と同じになってしまう「病的な欺瞞」について論じられています(特に、2人の議員とトッキーさんのやりとりシーンは、皇統クラブ活動に参加する多くの人が肌で感じたジレンマを、あまりにも克明に描いています)。
「国民統合の象徴を、女性、およびその子供には託せない」という野蛮な言説に忖度するという人は、いくら口先でジェンダーに関する言説を述べても「〝SNS映え〟を狙った、中身のない意識高めキラキラ発言」にしか見えません。
そして同時に、本作には「この観点の想いが感じられる政治家が本当にいない」と思わされる一コマがあります。
もちろん、上皇陛下はすでに退位されているので、上皇上皇后陛下のお元気なうちに道筋をというのはある意味「精神論」ではあります。
だけど、国民と皇室の精神的な相愛関係を軽んじる者は、結局のところ「共和制になっても別に構わない」と言っているも同然です。
そして、精神論を軽んじるなら、各候補が精神論の極みみたいな演説・行脚を行う選挙で「人間の議員」を選ぶ意味だって無くなってしまいます。それこそ、いちばん無難に社会がまとまる方策をAIに生成させれば良い、という事になっちゃいますから。
さんざん情に訴える振る舞いで議員という立場を手に入れた人たちが、国民に寄り添う事に生涯を捧げ、未来に渡る安定的な皇位継承を案じられている上皇・上皇后両陛下への想いを持てない者は、どれだけの薄情・自分勝手なんですか。
皇統問題に本気であたれない「頭数の国会議員」なんて、AIに置き換えちゃって全然構いません(その方が、当然の帰結として女性・女系公認となりそうなのが哀しいやら怖ろしいやら)。
狭い世間内の論理で「愛子天皇とは言えない」議員諸氏。あなた達は「AIに置き換え可能」な存在に甘んじても良いんですか?
「自分は違う」という議員は、人間としての心の存在を、ぜひ行動・発言で示してください!