カンヅメの間、インド版『おぼっちゃまくん』の色付き
アニメーションが続々と送られてきていた。
順次、感想を書いていきます。
◆「お父ちゃまはよーしゃなき人」アニメーション
茶魔の甘えた性格と、お父ちゃまの茶魔に対する
「よーしゃなく」厳しい?(甘すぎる)性格が、
面白可笑しくシュールに表現された話だ。
諦め癖のついた茶魔を鍛えるため、お父ちゃまから
次々と試練が課せられるのだが、茶魔の表情や声が
コロコロ変わって、見ていてとても楽しい。
頭にリボンを載せた「おかえリボン」、カマキリを
顔につけて走る茶魔、満腹の状態で走って疲れて
しまい、道路に横になってしまうポッコリ腹の茶魔が
可愛い。
大事な所を亀で隠した「いただきマッスル」は思わず
吹き出してしまった。
「老人大車輪隊」や、狭い道に挟まってしまった夫婦
の絵も面白い。
◆「ツンツン大作戦」アニメーション
茶魔が沙麻代ちゃんの気を引くために、わざと冷たく
する「ツンデレ作戦」に出るという話だ。
この回はアニマティクスの段階から、かなりキャラの
表情も描きこまれていたのだが、アニメーションに
なって、より背景も鮮やかに描かれて、さらに良く
なっている!
沙麻代ちゃんに無理やりツンツンしている時の茶魔の
表情と、家に帰って、辛くて泣いている茶魔の落差が
激しくて面白い。
教室で「お助け美女軍団」に囲まれている時の、
ほくそ笑んだ茶魔の顔もとても良いし、柿野・袋小路・
貧ぼっちゃまの三人が背後から感じられる負のオーラに
ゾッとする表現もめちゃ上手い!
柿野くんたちから沙麻代ちゃんの気持ちを聞いた茶魔が
号泣する時も、あんなに何パターンもの「号泣」の表情
を描き分けていて凄い!
◆「秘密を話すぶぁい」(最終テイク)
◆「小さな秋を見つけた」(最終テイク)
この2本は前回のアニメーションから微調整して
最終テイクまでいっているようだ。
問題ないので進めてもらって大丈夫だ。
しかしこの「小さな秋を見つけた」の巻、絵を
見ているだけでやけに笑えて、傑作だと思う。