ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2024.10.20 13:20ゴー宣道場

超マニアックな広島観光のすすめ

ゴー宣DOJOin広島、応募〆切が迫ってきています。
皆さま、申込みは済みましたか?
DOJO前後で原爆資料館を訪れようと計画している方も多いと
思いますが、私が「おおおッ」と思ったのはこちら。

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 企画展
暁部隊 劫火ヘ向カヘリ -特攻少年兵たちのヒロシマー
https://www.hiro-tsuitokinenkan.go.jp/project/exhibition/

しぶい!!! 誠にしぶい企画です!!
暁(あかつき)とは、陸軍船舶部隊の兵団文字符。
戦争末期、船舶練習部では特別幹部候補生を集めて
マルレというボートで敵艦船に突っ込む訓練をしていました。
そこに原爆投下。
彼らはいち早く爆心地に入り、救難活動を行いました。
この、ほとんど知られていない史実に
よくぞ焦点を当ててくださったなあ〜。
この祈念館は、原爆資料館のすぐ隣にある建物です。
展示内容がどんな感じなのかわかりませんが、
私はぜひ行ってみたいと思っています。

暁部隊推しの私としては、比治山の陸軍墓地もおすすめ。
鬱蒼としげる雑木林の丘の上、放射線影響研究所を目指して
上り続けると、研究所の対面に陸軍墓地があります。
ここには船舶部隊の慰霊碑が建立されています。





さらにお時間のある方は、宇品まで足をのばしてみても。
宇品港周辺は、今ではおしゃれなカフェや
インテリアショップが並んでいますが、
かつては船舶司令部が置かれ、陸軍が外洋に出る玄関口でした。
宇品といえば暁!!!
暁といえば宇品!!!
なのです。

桟橋の一部に当時の石積みが見られます。
また宇品中央公園の端っこには、
船舶司令部の石碑がひっそり佇んでいます。


まさに、つわものどもが夢のあと…。
以前訪れたとき、ここでしばし佇んだことでした。

マニアックすぎるのは重々承知の上ですが、
関心のある方はぜひどうぞ。


おっと、その前にDOJOの応募が先ですよ!

応募フォームはこちらから↓

 

★★★ご注意★★★  
説明文をよくお読みの上お申し込みください。 
Softbankやdocomoなどのキャリアメールからのお申し込みは、 
当選メールが受信できなくなる可能性がありますので使用をお控えください。 

【第119回ゴー宣DOJO in 広島】
■テーマ:『原爆の悲惨さはなぜ伝わらないのか?』
■日時:令和6年11月2日(土)14:00〜17:00
■場所:広島市内
■参加費:3,000円(中学生〜大学生:2,000円、小学生以下:無料)
■申込締切:10月22日(火)正午まで
*ご応募は、定員になり次第、締め切らせていただきます。

 

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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