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小林よしのり
2024.9.13 08:54日々の出来事

インド版アニメ『おぼっちゃまくん』の感想を記しておく。

昨日は、インド版『おぼっちゃまくん』のアニマティクス、
アニメーションを見て、言葉が全く分からんから、
シナリオを読んで再点検したら、夜の時間が潰れてしまった。
その感想を書いておく。

『バスケがしたい』のお話 アニマティクス
茶魔がチームの監督になって一喜一憂している様子を
活き活きと描いている。
相手のチームばかりに点数が入り、「ゴールのネットの
下に穴が開いてるのが悪い!」とネットの下から見上げ
ている茶魔が可愛い。
「修行に出る」と言って家を出たのに直ぐに帰ってきたり、
電話しながら悪いことを企んでいるときの表情や表現が
面白い。
茶魔の悪い顔が画面いっぱいにドアップになったところも
笑えた。
茶魔の表情の変化にこだわることはいいことだ。

『アルバイト』のお話 アニメーション
やっぱり着色されたアニメーションは見やすい。
インドのアニメーターの絵は、色合いがすごく鮮やかで、
子供向けが意識されていて、とてもいいと思う。
茶魔がいろいろなアルバイトに挑戦していく姿が可愛い。
声で出してるのか、音なのか分からんが、「カミュ―ン」と
いう亀の声が可愛い。
「さいならっきょ」は音では「らっきょ」を発声してないが、
あれはいいのだろうか?
気になったのは袋小路の電話が旧式のダイヤル式に
なっていることだ。
日本ではあの電話はもう使ってないが?
宅配すると言って、ビニール袋の持ち手を頭のツノに
スルッとかけたり、ツノ先で偶然インターホンを押して
しまったり、表現の一つ一つが可愛く描かれている。

『肝試し』のお話 アニメーション
わしの原作ありの作品で、アニマティクスの時から
茶魔の表情が豊かだったけど、アニメーションになって
音楽も入り、より「肝試し」の雰囲気が出ていて、
とても良かった。
お化けに扮した茶魔の顔が最高に面白い。
茶魔ポリスの制服がピンクなのも良い。
途中、茶魔が「たまりま千円」という茶魔語を言っている
シーンで、千円札が新しい千円札になっているのが
細かいなと思った(笑)
チワワに扮した茶魔が日の輪っかを潜ったあとに、
尻尾についた火をフーフーしている顔とか、細かい
ところの表情まで可愛かった。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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