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小林よしのり
2024.9.2 09:29

保守の要諦は過去から未来を貫く伝統(バランス感覚)を不文のルールとして守ることである。

自民党男系政治家は、皇統断絶も、自分の生きてるうち
の話ではないと思っているのだろう。
自分の引退後か死後なら、天皇制が終わっても、知った
こっちゃないと思えるのだろうか?

今の政治家たち、今の国民の刹那主義は、究極のところ、
天皇制終焉でも構わないのだろうし、日本が侵略されて
消滅しても、自分が死後のことなら構わないのかもしれない。

自分が生きてるうちの平穏、退屈を紛らわす快楽にしか
興味がない、将来の子孫や、未来の日本人には興味がない
のだろうか?

刹那に生きているだけの日本人がほとんどだから、
総裁候補が「男系闇落ち」しても、総裁選を楽しんでいら
れる。それが日本の民主主義である。
祖先にも、子孫にも、興味がない民主主義である。

チェスタトンは「死者の民主主義」と言ったが、未来の
我々の子孫とて、いつかその死者の会議に列席することに
なる。
保守の要諦は過去から未来を貫く伝統(バランス感覚)を
不文のルールとして守ることである。
因習を原理主義として守ることではない。

その精神の構えを、福岡LIVEで、密教として、伝えよう
と思っている。
考えなくても自然に入ってくるのが、このLIVEの特徴だ。
応募者数は3桁となって増えているが、まだまだ余裕がある。
エンタメと思想を融合させた、右半球に沁みこむLIVEを
体験しよう!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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