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小林よしのり
2024.8.18 08:54日々の出来事

因習の大要塞を崩壊させる作戦の実行部隊となって戦え!

どんなに完璧でリアルで緻密な論理を展開しても、
人々は崩壊を選ぶ。

幸運にも直感的に人々が正しく論理を選んだとしても、
ほんの一部の権力者が因習を選んで砦を築けば、
人々は手も足も出ないで、従ってしまう。
それが民主主義だ。

因習の共同体を構築した権力と戦うためには、
奇抜だが、実行可能な戦法がいる。
その戦法を発案する者、共に戦う戦士を率いる者、
資金を捻出する者、先頭に立って突撃できる度胸を
持つ者に、独裁がいやなら合体するしか、もはや
突破口は見いだせない。

20年に及ぶ敵のロビー活動を甘く見て、放置した
つけは因習の大要塞となって立ち塞がっている。

ここからの大逆転が1・2年で出来るとはもう思え
ない。だが奇跡を起こす最速の方法はある。

仲間うちのタコ壺の中の啓蒙はもう必要ない。
特定のターゲットにだけ響く啓蒙が必要なのだ。
それは敵意むき出しの戦法ではなく、全部抱きしめる
包容力の戦法だ。
民主主義が何の役にも立たないことを悟った地点から、
さらにしたたかな戦いに邁進するしかない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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