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笹幸恵
2024.8.12 15:56日々の出来事

ガダルカナル島の道路事情

ガダルカナルは自然豊かな南国の島・・・
と思っていませんか?

確かに地方は自然豊かですが、首都ホニアラは
全く違います。

道路拡張工事が追いつかないまま
車だけが増えてしまい、
連日、1本しかないメインロードは大渋滞。
徒歩10分以内の場所も、車で1時間かかります
(実際にかかりました)。

そのため、渋滞が始まるのは何時くらいか、
都心を抜けるのにどのくらい時間がかかるか、
これらを考慮しないとその日の行程に大幅な狂いが生じます。




こちらは、都心部をやっと離れたコカンボナ周辺。
東京で言えば、多摩川を越えたあたりでしょうか。

道路は一応は舗装されているのですが、穴だらけ。
それを除けながら、こまめなZ字で走る
ドライビングテクニックが必要です。
皆それをマスターしているため、
道路は一向に修復されません。


道ばたには犬もたくさんいます。

周辺の家で飼われているような、いないような。
車が来ても動じません。
「お前が止まれ」と言わんばかりの
我が物顔です。

島内では日本の中古車がとても多く感じますが、
それは私がトヨタしか区別がつかないからかも。

この道は、島の西岸を東西に走るメインロードです。
西へ西へと向かうと、日本軍将兵の撤退地点があります。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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