インド版アニメ『おぼっちゃまくん』チェック
◎『警察犬』
「警察犬になって金メダルを取りたい」という
茶魔の異常な発想から、警察犬の扮装をして、
警察犬と戦い始める茶魔の行動が、アニメになっ
たら、可笑しさが増している。
それが誘拐された袋小路くんを助けに行くという
展開に繋がり、シナリオの段階でよくできていた
話だが、子供心のある無邪気なお話で、ひたすら
楽しい。
「言うとこなんか、機関車~!」で機関車になって
いる茶魔が可愛い。
◎『ジュラシッコ Aパート』
わしの原作がアニメーションになるのが楽しみだ。
まずAパートだが、茶魔がスイカの種を貧ぼっちゃま
に飛ばすとこが可愛い。
◎『入れ替わりのお話』(アニマティクス)
茶魔とお父ちゃまが入れ替わってしまい、
お父ちゃまが学校で、茶魔が会社で、お互いの振り
をする設定が面白い。
振る舞いが完全に茶魔なのに見た目がお父ちゃま
というのが、絵になってより面白さが伝わるように
なっている。
設定だけで、インドの子供たちも、ワクワクして
しまうのではないかな?
◎『遅刻のお話』(アニメーション)
茶魔が遅刻して、校門前で、昴田先生と延々と
にらみ合うという、非常にシンプルなネタだが、
分かり易くて楽しい。
絵が色鮮やかだし、キャラが生き生きしていて
インドのアニメーターは命を吹き込むのが上手い。
入れ替わった茶魔とお父ちゃまが一緒に大袈裟に
泣いているのも可笑しいし、昴田先生との攻防で
描かれる茶魔もいちいち面白くて可愛い。