「光る君へ」と読む「源氏物語」
第11回 第十一帖<花散里 はなちるさと>
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感想のご紹介です!
【コチャコさん】
まいこさんの「光る君へ」と読む「源氏物語」毎回楽しく読んでいます。
昔、大和和紀さんの「あさきゆめみし」を愛読していたので読みながら脳内に大和和紀さんの描いたキャラクターを思い浮かべています。
前回からいよいよ光源氏の立場が危うくなる試練の話になっていますが、それでもかつて逢瀬を交わした女性を訪ね歩く光源氏。関わる女性すべてに経済的な支援ができる財力と身分の高さ。「光る君へ」では官位のない貴族の厳しい生活も描写されてきたので、光源氏の細やかな支援ぶりは作者紫式部の憧れも込められているのかなと思いました。現代では節操がないとドライにツッコミを入れられることもある光源氏ですが、様々な恋愛模様に読者が自分を投影し、憧れと共感を抱いてしまう物語の心理描写の巧みさ。まいこさんの連載で改めて感じ入っています。まいこさんの文章も柔らかで読んでいてとても落ち着いた気持ちにさせてくれます。
今回登場した花散里は「あさきゆめみし」でも好きなキャラクターでした。誠実で穏やかな人柄ですね。
次回も楽しみにしています。
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【バックナンバー】
第1回 第一帖<桐壺 きりつぼ>
第2回 第二帖<帚木 ははきぎ>
第3回 第三帖<空蝉 うつせみ>
第4回 第四帖<夕顔 ゆうがお>
第5回 第五帖<若紫 わかむらさき>
第6回 第六帖<末摘花 すえつむはな>
第7回 第七帖<紅葉賀 もみじのが>
第8回 第八帖<花宴 はなのえん>
第9回 第九帖<葵 あおい>
第10回 第十帖 < 賢木 さかき >
そして、
「枯レルヤ」
第4回「公・私・集・個のマトリクス図」
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