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2024.7.3 07:00ゴー宣道場

『枯レルヤ』第2回は明日配信!「光る君へ」と読む「源氏物語」 第九帖<葵 あおい>も好評配信中!

『枯レルヤ』
第1回『枯レルヤとは?』はコチラ!
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感想のご紹介です!

【だふねさん】
遅ればせながら、「枯レルヤ」の感想です。ケロ坊さん、皆さん、ありがとうございました。

よしりん先生が50代で「70過ぎたら笠智衆になるか、今東光になるかが人生のテーマ」と考え、『遅咲きじじい』を描いたところ、「実感として描くにはまだ早い」という結論に達したのが興味深い。
破壊的なギャグセンスの漫画家にして思想家たる先生の想像力をもってしても、実際に自分が老いてみなければわからないことの方が多いとは。

しかも、老い方は人それぞれ。「こうなりたい」と最終目標はあるのに、自分の意思で「枯れる」ことはできず、ままならない。そこに行き着くまでの道程、選択は無限。結果として「枯れるといっても、人それぞれ、いろいろだよなぁ」となる。本当に深いですね。

50年近くエンタメの世界で、人気に胡坐をかくこともなく、コネに頼ることもなく、常に己の実力で生き残ってこられた(そのために「思想すること」が必要だった)よしりん先生。明日をも知れない身で、いわば常に「死」(肉体的なものも、表現者としてのものも含む)を意識してきたからこそ、脳味噌が人並み外れて若いのでしょう。
逆にいえば、自立(自律)や「個」の確立、思想を忌避して、自分だけ安全な場所にいたがるような人は、「成熟」「熟練」とは程遠くなります。脳味噌が幼いまま、入れ物だけが老いるわけです。

肉体も精神も、バランスのとれた良い状態をキープするのは、この上なく大変なことです。ダラダラと何もせず、保守できるわけがない。変化の免れない部分は受け入れつつ、残りは本人が物凄いレベルで努力すればカバーできる。よしりん先生がそうされてきたように。

よしりん先生の今後の創作活動が、どのように進化・深化していくのか。神ならぬ身の先生ご自身や、私たち読者もまったく予想できませんが、これからも楽しませていただきたいです。そのためなら、できることは何でもしましょう。

そういえば、私は30年近い『ゴー宣』読者ですが、最初に出産してから何年かは離れていましたし、まさか3人産んだ後で(子育てが幾分落ち着いたとはいえ)門下生になるとは、まったく思いもよらないことでした。
自分自身も含めて、まだ「こんなもんだ」と決めつけられないからこそ、今が人生でいちばんおもしろい時だし、まだまだ「枯れる」ことはできません。先生と同じく。

どのような展開になるのか予測がつかない「枯レルヤ」も、楽しみにしております。

 

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明日はお待ちかねの第2回配信!
タイトルは「過去を忘れる理由」
どうぞお楽しみに!

 

 

「光る君へ」と読む「源氏物語」
第9回 第九帖<葵 あおい>は、こちら!
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先日、NHK・Eテレで「光る君へ」の番宣を兼ねた番組をやってて、フランス人の父親に勧められて「源氏物語」を読んだらドハマりしたという日仏ハーフの女子高生が出てたのですが、彼女が特に好きなキャラとして挙げていたのが、六条御息所。生霊となってしまうほどの念の強さに、惹かれるものがあるのでしょうか?

 

【バックナンバー】
第1回 第一帖<桐壺 きりつぼ>

第2回 第二帖<帚木 ははきぎ>
第3回 第三帖<空蝉 うつせみ>
第4回 第四帖<夕顔 ゆうがお>
第5回 第五帖<若紫 わかむらさき>
第6回 第六帖<末摘花 すえつむはな>
第7回 第七帖<紅葉賀 もみじのが>
第8回 第八帖<花宴 はなのえん>

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