大阪万博に「ガンダム」のパビリオンが出来るそうで(本題と関係ないけど「主人公の声」どうなるんかな?既存の音声までキャンセルされそうな悪い予感…。)
リンクの見出しにもある通り、先日まで横浜で展示されていた機体の流用との事。それはまだ良いんですが、「ええ?」となったのは、横浜では下記動画のように実際に動いていたのが
大阪万博では「動かないただのオブジェ」になってしまうそうです。
あのねえ…最先端から未来につながるテクノロジーの発表の場である万博での展示が、完全な娯楽向けの企画より技術的にショボくなるってどういう事よ。
「予算の問題」という事なんだろうけど、それ以上に、こんな腰砕けの企画にGoを出してしまった、決定権を持つ人に大きな非があると思う。
細かい利得にあやかろうとする小者はいても、「〝国の顔〟となる万博に中途半端で恥ずかしいモノを出すわけにはいかない!」といった気概もって、自分の立場を賭けて取り組むような人が極端に少なくなってるから、あらゆる事がグダグダになって行くんだよ(オリンピックだってそうだった)。
「精神論」って「下の立場に無理をさせる事」的な意味で使われるけど、大前提は、決定を下す人が「腹を切る覚悟」で臨んでこそのもの(その意気を感じてこそ、部下や関係先も無理を押して協力するのだから)。
昨今、「薄情で陰湿な自己責任論」はやたら盛り上がるくせに、一人の人間が己の存在をかけて根性を見せるような精神論は否定される。人間の心の多種多様なゆらぎを認めず、効率と偏狭なルールばかりが求められるんだから、そんな社会は「生きづらく」なって当然だよ。
…と、ガンダムからやたら大袈裟な方向に広がってしまったけど、大阪ガンダム、こっそり仕掛けがしてあって期間中の万博会場を歩き回ったりしたら、1970年の大阪万博と並ぶ「伝説」になれるのになあ。…ホントは隠してるんでしょ?期待してますよ!