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笹幸恵
2024.6.26 20:07皇統問題

頭の悪さが際立ってるね。

『SPA!』7/2号の暗い山さん記事。
これまで実名を挙げていたのは、私なりの
せめてもの温情のつもりだったが、
もはや名前を出す価値もないよね。

女性宮家を創設した場合、夫となる配偶者に
皇族の身分を与えよなどというのは難癖だと、
難癖をつけている。
先例にないことをできるわけがないの一点張りだが、
現実を考えたことがあるのか?
本当にその立場になる人のことを考えたことがあるのか?
妻が皇族で夫が一般国民。
妻には職業も言論も住まいも出かける先までも
さまざまな制限がかかるのに対し、
夫は憲法で保障された自由を謳歌できる。
これがいかに歪な関係か、暗い山にはわからんらしい。
想像力を1ミクロンもはたらかそうとしない
その頑固さ、決定的に頭が悪い。

また、こないだから「皇室は男性差別の世界だ」と言って、
今号でも准皇族なる身分を勝手に創作し
これなら「一般人の男が皇族になる事態を阻止できる」
などと得意げに綴っているが、
これで何かを論破したつもりか。
男性差別が本当にあるのなら、それこそ解決すべき問題だろう。
それに伝統だの先例だのと自分の思い込みだけで、
いつまで男だの女だのにこだわっているのかね。
性別にこだわっていたら皇統そのものが危うい。
その本質な問題に、いつになったら気がつくのだろう。
暗い山が「わかってない」と愚民扱いする国民は、
もうとっくにそんなこと「わかってる」けどね。
常識あるから。


今号の記事で暗い山は、立憲民主党の泉代表の
御用言論人だと開き直って泉を褒めちぎっている。
爆笑したのはこの箇所。

(泉の涙ぐましい努力を第一、第二と続けたあとで)
第三、皇位継承。賛成と反対の双方を意見書に。
党の見解を、何を言っているかわからないようにして
女系天皇推進を粉砕。

これ、努力か??? 褒めるところか?
というか、そもそも立民は、政府の有識者会議報告書を
「明確な結論も示さず、附帯決議の要請に十分に
応えているとは言えない」と批判している。
賛成・反対の両論併記は、女性宮家を創設した場合の
配偶者と子の地位についてであり、女系天皇の話ではない。
「何を言っているかわからない」箇所はない。
理解する頭がないだけだ。

結局のところ暗い山は、皇位継承問題などどうでもいいのだ。
このまま性別にこだわり、男にこだわっていたら、
皇統は消滅する。
そうならないための双系案なのに、
「泉健太が粉砕してやったぜ〜。どうだ、すごいだろ」と
党の見解を勝手に解釈して言っているのである。
お仲間主義で、公の心など一切ないと公言しているに等しい。
頭の悪さ、ここに極まれり。


笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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