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トッキー
2024.6.1 13:55メディア

TBS「NEWS23」ゴー宣の批判を完全無視、シレっとモソ族大絶賛!

現在発売中のSPA!6月4日号掲載のゴーマニズム宣言『モソ族から何を学ぶ?』と題し、中国雲南省の少数民族「モソ族」の「家母長制度」の文化をTBSテレビ「News Dig」などが絶賛したことを徹底批判しています。

よしりん先生はSPA!のゴー宣だけではなく、ブロマガ「小林よしのりライジング」、週刊エコノミストの巻頭言「闘論席」でも同様の主張をしています。
ちなみに週刊エコノミストは毎日新聞出版の雑誌で、TBSと同じ毎日新聞系列です。
よしりん先生の批判をTBS報道局が知らないはずがないし、知らなければ全くの怠慢です。

ところがTBSは昨日の「NEWS23」で、その批判を完全無視して15分近くにわたるモソ族大絶賛の特集を放送しました!

『「女性の国」自由な家族の形』というタイトルですが、映像素材もその内容も、先日放送された「News Dig」のものと全く同じ。
すでに漫画化して批判している以下のシーンなどが、全くそのまま流されたので、本当にあきれ返りました。

VTRの後には北京支局長の立山芽衣子というのが出てきて、
「日本では男はこうあるべきだとか、女はこうあるべきとか、何歳までに結婚しなければならないとか、跡継ぎは男じゃなければいけないんだとか、様々な暗黙のルールとか圧力がありますが、モソ族の生き方は『こうあるべき』ということよりも肩ひじ張らず、柔軟に、どうしたらもっと自由に幸せに生きられるのかと言うことを追求しているように思いました」
とコメント。

この北京支局長は、モソ族のどこを見てきたのでしょうか?
モソ族のどこが「自由な生き方」なのでしょうか?
あのVTRを見ただけでも、モソ族の女は家長として家を支え、働かない男を支えなければならない、「こうあるべき」だらけに縛られているようにしか見えないし、だからこそ若い人はどんどん伝統的生活から離れているんじゃないですか!

こういう、差別が根底にある、現実無視の美化を「オリエンタリズム」というのです!
全部今週のゴー宣に描いています!

ところが、スタジオでは男のアナウンサーが
「すごく大事なメッセージを突き付けられたような気がします」
などと言っていました。

少しは、ゴー宣読んでモノを考えろ!!
これだけはっきりした批判が出ているのを完全無視して、同じ嘘を繰り返し流すことがTBSの「ジャーナリズム」か?

かつて筑紫哲也は「NEWS23」で、オウム真理教報道に関してTBSのジャーナリズムが機能していなかったことを批判して「TBSは今日、死にました」と言いましたが、それから30年近く経っても、TBSの報道はまだ再生していないようです。

トッキー

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