国会での、皇室に関する「ギロン」がトピックになっているタイミングで、元参院議員の人物からX上にこのようなポスト(自己顕示?)がありました。
何ィ?てめえが戦犯かこの野郎!…と激昂しそうになるも、見方を変えると、憲法違反の「門地による差別」となる「養子案」なんて、元々自民党内でも支持されていなかった事がわかります。
だから「他責」にするために「有識者会議」という安全装置が必要だったんですものね。
この礒崎陽輔・元参議院議員は東大法学部卒で、在職中は自民党の改憲草案の作成にも関わったそうですが、過去に仰天の発言をしています。
自民の憲法改正草案への「立憲主義にもとる」という批判に対し、なんと「立憲主義という言葉は聴いた事が無い」と反論するのですが…具体名を挙げてしまった、恩師である芦部信喜氏の著作からの引用でツッコまれています。
このように、「養子案」などというものは「立憲主義という言葉など知らない!」と豪語する、何処かのパラレル東大法学部で学んだ者(その後、落選で政界引退)だけが喧伝していた無理筋の説というのがよーく理解できます。
現・自民党&一部野党のみなさーん。こーんな極めて危なっかしい人物の言説に乗っかって、本当に大丈夫?ちゃんと自分の頭で2〜3分でも考えた?
ところで、荒唐無稽な養子案を推してまで男系固執するこの磯崎氏をしても
(ニュアンスについては言いたい事はありつつ)皇室に残った女性皇族の子供を皇族にしないという「案」がいかに無理筋であるかは、ちゃんと理解しています。
いや…自分はまだ、現役の国会議員諸氏は「皇族と国民が混成した家族など不可能である」という事を理解できるレベルの知能を持ち合わせていると信じています。荒唐無稽だと思いつつ、所属する世間の空気に合わせて公をないがしろにしてるだけなんだよね?本当はお利口なんだよね?と(あれ、なんだか腹が立ってきたぞ…)。
国会議員も言論人も、皇位継承にまつわる言説は、そのまま己の中に在る日本への想いやスタンスを、怖いほどに「象徴」してしまう事を十分に自覚してほしいものです。