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トッキー
2024.5.14 20:58小林よしのりライジング

モソ族もアメリカも理想化しない!ライジング503配信!!

「海外に見習おう」には
常に落とし穴が開いている!
小林よしのりライジング Vol.503
配信しました!

今週号のタイトルは
「モソ族に何を夢見る?」

 

日本には依然として男尊女卑が根強く残っていることは、愛子さまが皇太子になれないことでも一目瞭然。
日本の男性優位社会を是正し、女性の地位を向上させることは喫緊の課題、これも議論の余地はなし。
しかしながら、「女性優位社会」であればいいのかというと、実はそうはいかないのである。

中国雲南省辺境の少数民族「モソ族」は1500年以上前から代々直系の女性が家長となる「家母長制度」を維持している、世界でも珍しい「女性の国」だということで、各国のメディアが度々取材し、発信している。
つい先日もTBSテレビが「SDGs特集 地球を笑顔にするWEEK」の企画のひとつとしてニュース番組で流していた。

しかし、モソ族の文化が本当に、日本の社会にとって参考になるものなのか?
そもそもモソ族の文化自体、今後も「持続可能」なものなのか?
そうはとても思えないのだが?

 

 

泉美木蘭のトンデモ見聞録
「アメリカ由来の表現規制」

最近、テレビドラマの制作現場で「インティマシー・コーディネーター」という職業が活動し始めているという。
また聞きなれないカタカナ職業の登場だが、女優が不本意な性的シーンや肌を露出するシーンを演じることを強いられたりしないように、俳優と監督との間に入り、撮影前に調整を行う職業なのだという。

これはアメリカの「MeToo運動」により、映画の撮影現場で特に若い女優が、男性の監督の権限に逆らえず、嫌な演技を断れないケースが多いことが問題になったことから出来て来た仕組みだが、これを日本に直輸入することに問題はないのだろうか? 

他にも、アメリカ由来の表現に関する規制は次々にやってくる。その影響は、ニコニコにも及んできている!
潔癖主義はアメリカ国内だけでやってくれ!

 


 

【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」
…中国雲南省の辺境には「女性の国」と呼ばれる「モソ族」という少数民族がいて、度々メディアに登場している。モソ族の人口は約5万人で、1500年以上前から、祖母を中心として代々直系の女性が「家長」となる「家母長制社会」を維持しており、土地も財産も全て女性が相続する。
モソ族には「結婚」という制度もなく、男は夜になったら女性のところにやってくる「通い婚」である。世界中が男性中心社会ばっかりとなっている中で、このような「女性中心」の文化は極めて珍しいため、これまで何度も各国のメディアやジャーナリスト、研究者などがモソ族を取材し、「男女平等社会」をつくるためのヒントがここにあるというような文脈で報じてきた。
しかし、そのようなモソ族の理想化は、わしには違和感しかない。モソ族の実態はどうなっているのか?なぜそのような“理想化”が生まれてしまうのか?真実を見抜く目を養おう!

※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…テレビドラマの制作現場で、現在活動しはじめているのが、「インティマシー・コーディネーター」という職業だ。
テレビドラマや映画の撮影現場において、性的なシーンや肌を露出するシーンを演じる俳優と監督との間に入り、全員が演技について「同意」した状態で撮影に臨めるよう調整する職業なのだという。
発端は、2017年にアメリカの映画界で起きた「MeToo運動」だ。アメリカ由来の表現に対する規制は、別の形でも広がっている。
この「ライジング」の配信や生放送等を行っているニコニコにもその影響は拡がっているのだ!

※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」
…若い女優たちの美しさがピークを迎え衰えていくのは見たくない一方、新たな美しい若い女優も見たい…この二律背反の欲望を叶える良い智慧はない?
入社1ヶ月足らずで会社を辞める「スピード退職」が増え、さらには退職代行サービスを利用しての退職…日本の将来は大丈夫?
各キャラクターの名前はどのようにして決めていたの?
日本の女子ボクシング選手が世界王者にまでなっているのに、知名度や評価が上がらないのは何故?
水俣病の患者団体の男性の方が、伊藤環境大臣と懇談している最中に、環境省の職員によって発言を遮られ、マイクの音が切られた件をどう思う?
過去のヒット作のリメイクが行われるのは何故?
男女間の「友情」は存在する?
…等々、よしりんの回答や如何に!?

【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第532回
「モソ族に何を夢見る?」

2. しゃべらせてクリ!・第458回
「沙麻代ちゃん怒りのハイキック! ぽっくん飛びまーしゅ!の巻【前編】」

3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第326回「アメリカ由来の表現規制」

4. Q&Aコーナー

5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)

6. 編集後記

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