4/21に投票が行われた倉敷市議補選では、参政党の新人候補が得票数トップで議席を獲得しました。
これは規定に従った「公正な選挙結果」であるとは思いますが、着目すべきは投票率。なんと11.84%という、目を疑うような数字です。
公職選挙法では、(投票された中での)得票率が低すぎると選挙が無効になる規定はありますが、投票率はどんなに低くとも無効にはならないようです。
それにしても、投票率11.84%って…!
上でリンクした山陽新聞の記事によると、当日の有権者数は38万7,376人。そして、当選した参政党候補の得票数は9,861票なので、この候補を支持したのは有権者全体の約2.5%程度です。
倉敷の人たちは、党首が「天皇陛下に側室を!」と言うような党に議席を与えてしまって、本当に良かったんですか?
地方市議の補選というローカルな舞台とは言え、関心が低すぎると「選挙はハッキングできる」という思惑を持った者に、いいように利用されてしまいます。
ニヒリズムは、ノイジー・マイノリティに利するだけ。日本最大の脅威は「内側からのステルス侵略」なのかもしれません。