足腰を鍛えたいので、近くのカフェに行くが、足元おぼつかない老人が、
杖をついてよちよち歩いて来る。
家からあのスピードで来たのなら、おそろしく時間がかかっただろう。
あれは何歳なんだろう？
目的はわしと同じなんだろうから、五十歩百歩じゃないか。
足腰鍛えるために歩くということなど若いときは考えもしなかった。
昔は歩くスピードが異常に速かったが、今は若者がズンズン抜いていく。
鍛えなきゃならない。
福岡LIVEまでに、若者の歩きを抜き去るくらい鍛えなきゃ！
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昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」（光文社）にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」（扶桑社）にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」（幻冬舎）にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。
