『ゴーマニズム宣言SPECIAL
日本人論』
大絶賛発売中!!
ライジング・コメント欄から
感想ご紹介です!!
「日本人論」読了しました。
SPA! 連載中から共感しかない思いで読んでいましたが、単行本で読むとよりキャンセルカルチャーの恐ろしさが伝わります。
戦国時代に日本はヨーロッパの文化と出会い、影響を受けたり衝突したりを繰り返して結果江戸時代ではキリスト教は禁制となり、限定的に交易で繋がるという形になリました。
その間には多くの悲劇的出来事もあったわけですが、キリスト教の布教の影にある世界をキリスト教価値観で支配下に置きたいという、大航海時代の白人の野望への警戒感が当時の支配層にあった為、植民地化から逃れられたのも事実です。戦国時代で鍛えられた日本の武士の直感的危機感があったからだと思います。
小林先生が「大東亜論」で描かれたように、明治維新以降の最大の過ちはこの日本人の価値観を守り、白人世界の独善に警戒感を持つ本当の保守の側が排除され、大久保利通に代表される薩長藩閥が西洋の価値観の前にひれ伏すごとく江戸時代以前の価値観を大きくキャンセルしてしまったことです。
異文化が自国に入るのは止められず、どこまで自国の文化との折り合いをつけるかの闘いが歴史から学べる重要なことだと思います。
日本は幸いにも幾度ものキャンセルカルチャーの危機を乗り越えて天皇という古代から継承された権威を守ることができました。これは日本の文化を育てる土壌が途切れずに育ってきた証でもあるでしょう。
江戸時代の封建制度はとても窮屈なイメージを持たれていますが、厳格さと寛容さが両方あって世界的に見ても庶民層にまで芳醇な文化が醸成されてきました。その魂は現代の日本人が創るサブカルチャーを代表とする創作物に引き継がれています。
その中に、性行為や様々な性癖に対する寛容さ、少年愛の風習が文化を形作り、芸能文化の発展に大いに貢献していることを学歴秀才は理解しようとしません。
「日本人論」の最終章で描かれた「陰翳礼讃」を受け止める感性がないのが、人権真理教に侵されたマスコミと大衆でしょう。
これからの日本人は戦後民主主義で刷り込まれた欧米の価値観が世界基準であるとの思い込みから脱出しなければいけないですね。
人権は世界共通であるとする乱暴な原理主義は、守るべき人権も破壊する危険なカルトであること、それを「日本人論」が広く読まれることで多くの日本人に気づいてほしい、そう強く願います。
(kotyakoさん)
オウムや統一協会といったカルトと戦っていたはずの人たちがこぞって人権カルトにはまり、マスコミも法曹界も教育界も人権カルトの巣窟になっているという恐るべき状況に立ち向かうことができるのは唯一、この本しかありません!
読んでほしい! 気づいてほしい! 守るべき価値に目覚めてほしい!! 日本の未来のために!
【目次】
まえがき
第①章 ジャニーズ記者会見の狂気
第②章 キャンセル・カルチャーとは何か?
第③章 ザビエルとBBC
第④章 性犯罪者と性加害者は違う
第⑤章 「当事者の会」への疑惑
第⑥章 人権vs文化という構図
第⑦章 〈証言〉を鵜呑みにして冤罪をつくる奴ら
第⑧章 偏見は大事である
第⑨章 ジャニーズ問題:マスコミの〈検証〉
第⑩章 ジャニーズ問題と日本の性文化
第⑪章 日本人が少年愛を「大したことない」と思う理由
第⑫章 芸能とは何なのか?(前編)
第⑬章 芸能とは何なのか?(後編)
最終章 陰翳を消す「人権」の光
あとがき
感想お待ちしております!!