以前、「『男系男子固執』は国民による皇室へのDV」という記事を書きました。
この中でも用いた表現ですが、皇室の存続において危機的な状況が存在するのは明白なのに「先送り」にするのは、国民による皇室へのネグレクト(放置)であり、暴力にほかなりません。
それを「ゆるがせにしてはならない」などと美辞麗句で飾ろうとする精神性は、驚くほどDV加害者の特徴と共通しています。
本日、興味深い記事を見ました。
この「弁護士ドットコムニュース」の記事、弁護士258人へのアンケートを元に作成されたもので、具体的な回答文も豊富で読み応えがあります。
全体としては、弁護士という属性に限った調査でも、一般のものと同じく、女性・女系天皇容認が大半で、頑迷な男系男子固執者は少数であることが読み取れます。
その中で私が特に注目したのが「皇室のあり方をめぐる議論のタイミングについて、どう考えますか」という設問。弁護士は「問題解決」に深く関わる職業なので、主義主張を超えて、専門家としての感覚がもっとも反映されやすいと思われます。
その結果は、
「もはや手遅れ」というショッキングな回答まで20%いるのに対し、「先送りすべき」はたったの12%。やはり、どう見ても皇位継承問題は「先送り」などしたら詰んでしまうのが明確なのです。
繰り返しますが、「先送り」はネグレクトという種類の「暴力」でしかありません。
さて、ここで、先日も批判した、倉山満の動画における源馬謙太郎衆議院議員の発言(23:02〜付近)にリンクをはります。
また、倉山満サイトの記事「皇位の男系継承は約七割の期間(倉山塾メルマガより)」からも一部を引用します。
立憲民主党も
皇位継承問題に関する党の合意が成立。
その内容、既に報道されていますが、
「可能な限り恥をかかないで済んだ」
でしょう。
女性宮家を求めるけど、
「決めないことを決めた」
です。
なんとかここに持ち込みました。
立憲民主党尊皇派の方々の、
尋常ではない奮闘で何とかなりました。
得意げに「決めないことを決めた」状態に持ち込んだなどと記す感覚を、私は心の底から嫌悪し、軽蔑します。