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高森明勅
2024.3.14 07:12皇統問題

旧宮家プランに立ち塞がる「養親」はどなたかという厚い壁

旧宮家系男性子孫の養子縁組プランに不可欠な
皇室側で受け入れられる「養親」の存在だ。

しかし、具体的に候補になり得るのは常陸宮殿下ただ
お一方だけの可能性が高い(2月7日公開拙ブログ
「旧宮家系国民男性養子縁組案で『養親』になり得るのは?」参照)。

しかし仄聞するところ、常陸宮殿下ご本人のお考えは
上皇陛下と一心同体とされ、旧宮家を皇室に受け入れる
なんてとんでもない、という。
その感覚は至って自然だろう。

このお考えを尊重する限り、養子縁組プランに
欠かせない養親が不在、という結論にならざるを得ない。
勿論、養子として手を挙げる人物も「いない」(故·安倍晋三氏)という。

養親も養子もなり手がいない可能性が極めて高い。
それでも政府は、憲法違反の疑いが拭えない法制度だけは、
敢えて整えるつもりなのか。

【参考ブログ】
https://www.a-takamori.com/post/240207

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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