昨日深夜、『夫婦の絆』のペン入れが終了した。
締め切りに1日遅れて完成したが、絵は緊張感と
圧縮度が高く、ほれぼれするような出来栄えだった。
ストーリーのテンポが速く、その分、絵の熱量を
高めないと、説得力が薄れる。
手塚治虫の時代なら、絵はほとんど記号だった。
ストーリー展開の見事さと、さらに読者の創造力が
補っていたのだが、今はもうひたすら絵で説明し
尽くさないといけない時代になった。
だが『夫婦の絆』は間延びなんか許さず、せいぜい
2年くらいで連載を終えようという覚悟で始めた
から、その分、ストーリー展開と絵の密度・熱量を
極限まで高めなければならない。
これって単行本になったら、ものすごい熱量で、
一冊読み終わったら、燃え尽きてしまうかもしれない。
ガルシアマルケスを読んだ時もそんな読後感だった
ので、こういうマジックリアリズムな世界観を表現した
漫画があってもいいだろう。
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