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2024.2.23 07:00ゴー宣道場

「皇位継承策も示すべき」が約75%:もう有識者会議の子供だましは通じない

本日・天皇誕生日のゴー宣ジャーナル&エッセイは
「愛子天皇への道」サイトのL.Kさん登場、
皇位継承問題の最前線について!

 


 

DOJOサポーターのL.Kです。

安定的な皇位継承問題について、
メディアでも議論されることが増えてきました。

最近の大きな動きでは、2月11日、朝日新聞朝刊で、
特集記事「フォーラム『象徴天皇の未来は』」が掲載されました。

先月実施されたネットアンケートの結果とともに、
平成17年有識者会議で座長代理を務めた園部逸夫氏のインタビュー、
それに園部氏インタビューの聞き手となった、喜園尚史記者の論考で構成されています。

Web上で全文掲載されています。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15861428.html

ポイントは、次の2点。
●「皇族数の確保」でなく「安定的な皇位継承」の速やかな議論開始を主張
●女性・女系天皇の必要性を強調
(「象徴天皇のあり方」という大事な論点もありますが、ここでは一旦置いておきます。)

ネットアンケートの質問には、
「政府の有識者会議は、・・・(中略)・・・皇位継承策については「機が熟していない」として踏み込みませんでした。そのことについてどう思いますか。」
という項目がありました。

この項目を入れたこと自体が、有識者会議が提示した案だけで議論を進めて良いのか、という問題意識の現れでしょう。

そしてそれに対する回答は、
「皇位継承策についても案を示すべきだ」が74.8%。
「妥当だと思う」の18.4%を圧倒しています。

じつは、今回のアンケートは、途中から男系カルト界隈に影響力を持つ竹内久美子が支持者に回答を呼びかけたことなどにより、実態以上に男系派の声が反映されてしまったものになっています。
(詳細は、こちらの大須賀さんブログを参照)

その中でもこれほどの差が出たのだから、もう「皇族数の確保」という子供だましで国民を納得させることはできない、といってよいでしょう。

園部氏も、有識者会議が皇位継承策から逃げていることを指摘し、
喜園氏はさらに踏み込んで、「国会に委員会を設け、腰を据えた議論を始めることが急務だ。」と訴えています。

そして、園部・喜園両氏とも、女性・女系天皇について言及しています。

園部氏は、
「安定的な皇位継承を考える時、女性・女系天皇という選択肢を議論することは避けて通れません。」
と断言。
男系継承については
「側室制度がなくなった今、男系で皇位をつなぐことは、極めて困難と言わざるを得ません。」
と述べる他、旧宮家養子案に対しても、
「国民の理解と支持を得るのは難し」く、「安定的な制度とは言え」ず、「当事者に復帰(注:正しくは皇籍取得)を事実上強制するような事態も危惧」されると指摘しています。

喜園氏も、明治時代や戦後の皇室典範制定・改定時に議論された歴史や、近年の世論調査で多くの国民の賛同を得ているといった好意的な事例を踏まえて、女性・女系天皇の是非が「最大の論点」と強調しています。

アンケートでも、前述の通り男系カルトの動員がありながら、女性天皇支持が68.6%に上っています。
ぜひ、より公正な環境での世論調査を実施してほしいものです。

図らずも、国会の代表質問から間を置かず、皇位継承問題に言及した立憲民主党を後押しするような、絶好のタイミングでの掲載となりました。

ただ、先日報じられた同党の論点整理案は「女性宮家」の是非に留まり、若干後退気味。
これまでの経緯から、男系カルト勢力が内外から圧力をかけていることは容易に想像できます。
しかしこれで決まりというわけではなく、最終取りまとめは来月いっぱいと見られています。
それまでにどれだけ押し戻せるか。

決して楽観できる状況ではありませんが、天岩戸の後ろから、「愛子皇太子」という希望の光が、うっすらと世の中に差し込む気配も見えてきています。

その輝きが、何者にも遮られることなく、私達を照らしてくださるときが来るかどうか。
これからが勝負どころです。

 

 


 

 

もうとっくに議論は終わっています! 結論は出ています!
あとは、「石が浮かんで木の葉が沈む」がごとき現状を、正しい結論が通るようにする戦いがあるのみです。
希望がある限り、戦いましょう。それしかありません!(時浦)

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