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2024.2.15 07:00ゴー宣道場

自転車を取り巻く環境と法律

木曜担当焙煎珈琲です。

自分の中の4大テーマのうちの3つ目、それが
「自転車を取り巻く環境と法律」です。
私は3歳の時に補助輪なしの子供用自転車に乗りました。
下がコンクリートの広場で何度も転びながらも楽しんでいた記憶があります。
高校時代は往復30キロ自転車通学。
そして今は通勤にもフードデリバリー配達にも欠かせないパートナーです。

そんな自転車を取り巻く環境ですが昨年は結構大きなニュースがありました。
自活研が選んだ「2023自転車10大ニュース」
1位はヘルメット装着の努力義務化、ですが
注目は3位の「特定小型原動機付自転車の認可。
大雑把にくくれば電動キックボードを認可したのです。
電動キックボードといえば「愛子天皇論」で直系よしりんも乗っていましたね。

・「小型特殊自動車」なのでナンバープレートを装備
・自転車専用道路は走行できない
という以外は自転車と同じ扱いになりました。

電動キックボードシェアリングサービスを最初に日本で広めたのが株式会社Luup。
https://luup.sc/company/
平成30年に会社設立。
シェアリングサービスを導入するのに役所相手に四苦八苦する様子がたびたびテレビでも放映されていました。
こんなの年寄りは乗るわけないし、社長も幹部も皆若くて東大卒なものだからか?認可を通すのは大変そうでした。

今でも反対と拒絶の声は今でも多い中、
今年2月3日にこんな事件が起きました。
“逆走”の電動キックボードがひき逃げ
47歳の男性が電動キックボードにはねられて右の鎖骨やろっ骨を骨折したという事故。
キックボードを運転していた男は現場から逃走。
ひき逃げ事件となりました。

犯人は2月8日に逮捕。
電動スケーターで歩行者ひき逃げ 44歳容疑者を逮捕
この事故、最初は「20代の男性が起こした」なんて報道だったのですが運転していたのは44歳。
まさかこの年代が乗るだなんて思わなかったのでしょう。
この事故の電動キックボードはLUUPのように認可を受けたものではなく、公道を走ってはいけない代物。
一体賠償金はどれほどになるのか。
恐らく払えないのではないでしょうか。

元々LUUPが申請を始める前から違法電動キックボードは新宿区では良く見かけておりました。
電動キックボードが嫌でしょうがない(特に年配の)マスコミは
「また事故起こした!やっぱりこんなものは不要だ」
「フランスでは既に走行禁止になっている」
と、事故が起こるたびにニュースに取り上げてキャンセルしようと躍起になっています。
しかし問題は「キックボード」ではありません。
「違法」というところなのです。
今「キックボード」に向けている批判は全て「自転車」にもあてはまるのです。
いや「キックボード」より余程危険でキャンセルしなければいけないもの、それが去年のブログでお伝えした↓
道路交通法の基準に適合しない電動アシスト自転車)
です。
次回は電動アシスト自転車の歴史を絡めながら現状どのようかお伝えしたいと思います。

 

プロフィール

東京都新宿区の直火式珈琲焙煎士兼販売店オーナー。
学生時代はほぼ昭和で平成元年社会人デビュー。
大手自動車メーカーに就職したのに6年で退職。
その後派遣を含めあちこち転職し続けて20年。
平成10年12月に脱サラしてようやく念願の独立。
趣味、というよりなくてはならないものが漫画。
草野球試合中にバットで殴られた事件で門下生に。

 


 

 

【トッキーコメント】
私も日頃自転車通勤しているのですが、時々、自転車は交通法規を守らなくていいと思っているのかというような人に出くわして、ヒヤッとすることがあります。
もっとちゃんと自転車を取り締まれよと、自転車に乗りながら言いたくなりますが、こんな状態でよく電動キックボードまで認可したもんだなと思いますね。

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