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小林よしのり
2024.2.7 13:35日々の出来事

『夫婦の絆』なら、製作陣が自由に作ってもらっていいのにな~~。

『夫婦の絆』のゲラを受け取り、打ち合わせをしてきた。
「セクシー田中さん」の作者が自殺まで追い込まれた
ことにより、原作者は神で、出版社やテレビ局や脚本家
や俳優までが後ろめたく思わねばならぬような風潮が
作られた。
作品に関わったことを後悔した人も多いだろう。

もうテレビ局は漫画の実写化を止めたほうがいいよ。
後味の悪い仕事するくらいなら、漫画を原作にせずに、
オリジナル脚本を作りなさいよ。

テレビは、わしの『夫婦の絆』を実写化すればいい。
わしなら制作に関わる人々の全てに敬意を払うので、
根本のコンセプトさえ守ってもらえば、あとはテレビに
合わせて自由に脚本を書き、自由に監督し、自由に演技
してもらえばいい。

『おぼっちゃまくん』はギャグが基本だから視聴者が
笑えるように、脚本家を育てるつもりで、わしが親切に
誘導するが、『夫婦の絆』なら自由に制作してもらって
構わない。

『夫婦の絆』は3巻くらいになるんじゃないかと担当氏と
打ち合わせをしてきた。
次号、次次号当たり、いよいよ2回目のクライマックスが
やってくる。
読者に愛の深淵を覗かせる驚くべき展開が待っている。
一回も見逃すな!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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第119回 令和6年 11/2 SAT
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テーマ: ゴー宣DOJO in広島「原爆の悲惨さはなぜ伝わらないのか?」

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