『夫婦の絆』のゲラを受け取り、打ち合わせをしてきた。
「セクシー田中さん」の作者が自殺まで追い込まれた
ことにより、原作者は神で、出版社やテレビ局や脚本家
や俳優までが後ろめたく思わねばならぬような風潮が
作られた。
作品に関わったことを後悔した人も多いだろう。
もうテレビ局は漫画の実写化を止めたほうがいいよ。
後味の悪い仕事するくらいなら、漫画を原作にせずに、
オリジナル脚本を作りなさいよ。
テレビは、わしの『夫婦の絆』を実写化すればいい。
わしなら制作に関わる人々の全てに敬意を払うので、
根本のコンセプトさえ守ってもらえば、あとはテレビに
合わせて自由に脚本を書き、自由に監督し、自由に演技
してもらえばいい。
『おぼっちゃまくん』はギャグが基本だから視聴者が
笑えるように、脚本家を育てるつもりで、わしが親切に
誘導するが、『夫婦の絆』なら自由に制作してもらって
構わない。
『夫婦の絆』は3巻くらいになるんじゃないかと担当氏と
打ち合わせをしてきた。
次号、次次号当たり、いよいよ2回目のクライマックスが
やってくる。
読者に愛の深淵を覗かせる驚くべき展開が待っている。
一回も見逃すな!