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笹幸恵
2024.2.1 08:48日々の出来事

秀才バカの典型、山口真由の巻頭コラム。

遅ればせながら、『SPA!』2/6号の
山口真由のコラムを読んだ。

何が言いたいのか、さっぱりわからない。
自分が雅子さまと愛子さまのことを母子密着だと
批判をしているのに、
「『母子密着」という表層的な批判で、
天皇制という重しから互いを支え合う
『運命共同体』を分かつことなど
できないだろう」
と書いている。
いきなりハシゴ外し?
自説を否定しているのでなければ、
いったい誰に向かってマウント取ってるの?

この文章からわかるのは、彼女自身の
感性、知性、品性の致命的な欠如だ。

週刊誌レベルのバッシングエピソードをほじくり出し、
雅子さまが毒親といわんばかりの決めつけ。
母子密着という「表層的な批判」を自ら行い、
そうではない母子関係など想像もしていない(できない)
という、見事すぎるほどの感性の乏しさ。

しかも「天皇制という重し」などと言うわりに
何が重しなのか、はっきりさせていない。
雅子さまを苦しめてきたのは「男を産め」という
重圧だった。竹田恒泰の本を有り難く読んで
何の疑問も持たず、重圧をかける側に加担している
自分を批判的に顧みることすらできないとは、
知性のカケラもないとしか言いようがない。

そして、雅子様と愛子様の関係性を
自分の理解の範疇におさめようと
せっせと矮小化してみせる、その品性の下劣さ。
愛子さまへのやっかみとしか思えないのだけど。
怒りや呆れを通り越して、気の毒にすらなってくる。

山口真由の半径50メートルぐらいの身の回りで
何があったかしらないけど、
自分の生きづらさへの鬱憤を皇室に向けるのはやめなさい。
私はこんなにこじらせてます、としか言ってない。
愛子さまを愛する国民にとって、甚だ迷惑だ。

秀才バカの典型、
こんなもん、巻頭コラムで読ませるな。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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