木曜担当焙煎珈琲です。

どうしても石川県を応援したくなって今週は震災後の復興支援について述べさせていただきます。

石川県では昨年まで
全国旅行支援「いしかわ旅行割」「奥能登応援旅行割」
を実施していました。
今回の地震で今年は「ふっこう割」が実施されるでしょう。
ふっこう割とは、旅行を割引することで旅行需要を喚起し、旅行客を早期に呼び戻すことで、風評被害の払拭と観光復興を図る政府の観光支援策です。
熊本地震の際に実施された「九州ふっこう割」
西日本豪雨の際に実施された「13府県ふっこう周遊割」
北海道胆振地震の際に実施された「北海道ふっこう割」
などがありました。

東日本大震災が起きた時、私はお店を開いてまだ3ケ月とちょっと。
その時もその後の様々な震災のときもわずかなお金を寄付するくらいのことしかできませんでした。
今年は必ず石川県に訪れようと計画しています。
石川県にお金を落とすことが今の自分たちにできる復興支援だと。

被災地といえば昨年【東北ゴー宣道場】の翌日に津波に襲われ、大変な被害を受けた石巻へ伺うことができました。

主目的は小林よしのり先生がアシスタントになろうと企てていた？石ノ森章太郎先生の
石ノ森萬画館 (mangattan.jp)に行くためです。

↑津波の被害を受けた萬画館1階部分の写真展示

仙台駅から石巻方面に向かうには4つの方法がある、とウェブサイトにあります。
私は仙石線で向かいました。
月曜日の朝7：30乗車ということで車内は高校生で混雑。
東京と変わらずにぎやかだな、と思っておりました。
しかし多賀城駅まで来ると高校生は全て降り、車内はガラガラに。
松島海岸駅あたりではシート1列貸し切りです。
車内から松島海岸が見えるので日本の車窓から、とばかり
動画撮影ができたくらいです。
その次の駅高城町駅から陸前小野駅までは2015年5月まで運休していたそうです。

石巻駅に着くと着いたホームからもう石ノ森ワールド。

サイボーグ009と003，仮面ライダー1号がお出迎え。

駅を降りれば石巻マンガロード (mangaroad.jp)です。
それにしても人がいない・・・ガラガラです。
萬画館まで徒歩20分弱で到着。
海からの風を感じる川の中州に建っています。目立つ。

無料で見られるところも結構あるのですが、900円の入館料を支払って入ります。
この入館料でショートアニメ映画が見られるのです。
私は石ノ森キャラ全出演？の15分映画を見てきました。
お客は他に二組しかいなかったのは寂しいですが。

アニメ映像もおすすめですがやはり漫画オタクが感動したのは原画コーナーです。
お客が少ないのが幸いして全原画を熟読してきました。
手書き直筆の書き込みもあるので感激します。
さらに多数のフィギュアの前に置かれているモニター。
全てが違うアニメや特撮を流しています。
白黒時代のサイボーグ009まで！
キカイダーのアニメなんて知らなかった！
特撮は夢中になって見ていたのに。
リアルタイムで見ていた仮面ライダーV3のオープニングは3回も通して見てしまいました。
今も頭に焼き付いている歌詞を一緒になってつぶやきながら。
最上階が圧巻です。石ノ森漫画原作本が読み放題！



隣で食事もできるので丸一日籠っていたかった。
時間もないので1冊も読めなかったのですが・・・

私の世代では石ノ森章太郎先生は特撮・仮面ライダーから
入りましたのでリアルタイムで読んだ漫画はHOTElから。
石ノ森漫画デビューは大分遅かった。
正義とは？善悪とは？本当に恐ろしいものとはなんだ？
そんなことを考える原点になったのが石ノ森章太郎先生の漫画です。
何とかまた伺える機会を持ちたいものです。
今度は丸一日籠る時間を作って。

プロフィール

東京都新宿区の直火式珈琲焙煎士兼販売店オーナー。
学生時代はほぼ昭和で平成元年社会人デビュー。
大手自動車メーカーに就職したのに6年で退職。
その後派遣を含めあちこち転職し続けて20年。
平成10年12月に脱サラしてようやく念願の独立。
趣味、というよりなくてはならないものが漫画。
草野球試合中にバットで殴られた事件で門下生に。

【トッキーコメント】
政府は観光産業を支援する「北陸応援割」を3～4月に実施、能登地方は「復興状況を見ながらより手厚い策」を検討するとしているそうです。

被災した石ノ森萬画館が立派に復興したように、能登半島地震の被災地もどうか元の姿を取り戻せるようにと願っております。
石巻市内や萬画館がガラガラってのは、ちょっと気になりましたが…。