<コロナ真理教の人々⑯>byカイジロウ
【誤解:ワクチン有効率95%はスゲエ】
それは必ずしも正しくありません。
95%の効果は相対リスクの減少率です。
ここで3通りのモデルを考えてみます。
Aモデルに対し、接種群・プラセボともに10倍、100倍の発症者が出たケースを想定します
これらの発症者は同倍数の増加なので相対リスクの減少率は全て同じ95%になります※①。
しかしもちろんこれらの製剤の評価が同じである訳はありません。
20,000人に接種してAが発症者を152減らしたのに対しBは1,520、Cは15,200人も発症を減らしているからです※②。
そこで絶対的なリスク減少率を見ます※③。
これは発症率の単純な引き算ですが、この場合はこの方が効果の実態が見えます。
そして1人の発症を予防するのに何人の接種が必要かという治療必要数(NNT)※④は、Bは13人に打てば1人の感染者削減。Cは1.3人接種で1人削減となり、元々20,000人接種で15,200人もの削減ですから、全員が打つべき計算になります。
一方でAのNNTは132です。つまり132人に打って初めて1人発症削減が出来るということです。
副作用は予想されるので、リスクがベネフィットを上回る成績とは思えず、これがファイザー治験の真の実力です。
要するにいかに恐怖を煽られようとも、殆ど感染しない疾患には、健康な人がワクチンを打つ意味はないということです。
もちろんこの後コロナには多くの方が感染しましたが、国民の8割が打った後の感染爆発ですから、そもそもこのポンコツ製剤は効かなかった訳です。
しかし製薬会社は今後も人々の恐怖を煽り、「95%の効果!」という統計詐欺を利用してきます。
殆ど感染しない疾患に対するワクチンは、リスクを正確に把握できない以上、必要にはなり得ません。
参考
・相対リスク減少:https://w.wiki/5Kuz
・絶対リスク減少:https://w.wiki/8VgJ
・治療必要数(NNT):https://w.wiki/8VgL
コロナ真理教の人々〈第1シリーズ〉
①庶民が医学に疑問を持たねばならない
②医学は科学ではない
③医学の常識は歴史と共に変わる
④医学は宗教に近い
⑤人は信じたいことを信じる
⑥医学と闘うために
⑦誤解:コロナは恐怖の殺人ウイルスである
⑧誤解:超過死亡は出ていない
⑨誤解:死亡が増加しているのはコロナのせい
⑩誤解:ワクチンがコロナを抑え込んだ
⑪誤解:未知のウイルスだから最初は分からなくて当然
⑫誤解:今更コロナを振り返っても意味ない
コロナ真理教の人々〈第2シリーズ〉
⑬誤解:コロナワクチンで薬害は起きていない
⑭誤解:そんなに酷い薬害ならマスコミが騒ぐはず
⑮誤解:ワクチン効果は、打つまで分からなかった
【トッキーコメント】
こういう「数字のトリック」については、義務教育でしっかり教えてリテラシー能力を高める必要があると思います。
少なくとも「数字は嘘をつく」という警戒心くらいは誰もが常識として持つようにしておかないと、本当に危ないと言わざるを得ません。
メディアも専門家も嘘をつく!
このことは常識にしなければいけません!