あけましておめでとう、と言っていいのかわからない状況になってしまったけど、福岡に帰ってきて仕事をはじめた。
昨日は、能登半島周辺にいるはずの知人が心配になっていたけど、夜になってメールの返信があり、避難所で無事にしていることがわかった。

今年は三重県に帰省できない家族がいたために、５人前のおせち料理と、５人前の餅と、５人前の松阪牛と、５人前のカニを３人で短期間でたいらげることになった。
到着した晩に松阪牛のすきやき、翌朝におせちと餅３つ、昼におせちとカニ５人前、夜におせちと松阪牛のステーキ。
超ハードスケジュールで、消化に必死だった。
今夜からは粗食。

初詣に出かけたら、観音さんの門のところに「撫で石」が置いてあった。石を撫でた手で、身体の悪い部分を撫でるとよいらしい。
女の人が一生懸命に石を撫でては、おまじないをかけるように、顔や頭をさすっていた。

で、私が「撫で石」に手を伸ばそうとしたら、うちの母親が、
「あんた、そんなもん触ったら汚いよ～～！！　誰が触ったかわからんのに～！！」
とめちゃくちゃデッカい声で注意しにきたので、仰天した。
石を撫で撫でしていた女の人も、プハッとふき出して、大爆笑してしまっていた。
母親は、今年も絶好調のようである。

さて、年末に、難航していた書籍の仕事がひと段落つけられたので、今月から動画を撮り始めることにした。
福岡に特化したのが１つ、社会問題を取り入れるものが１つ。どちらもすごく一般的な人向けのもので、私の味でやってみる。

昨年は、福岡移住元年だったので、なんかもう本当にいろいろあって精神的に落ち着かず、早回しで時間が過ぎた感もあったけど、身の回りに信頼できる仕事のできる人たちがいて、頼ったり頼られたりしながら、自分の持つ文章力や、広告原稿を書きまくってきた経験を直接使い込める仕事ができるようになり、
「あ、こういう感じでやっていける」
という足場をつかめたと思う。
みんな私の執筆活動、表現活動をものすごく応援してくれていて、動画に協力してくれる人まで何人もいるので、意味あるものにして、大きく広げていけるようにしたい。

今年からは、福岡をもうちょっと余裕のある心で見て回れそう。
実質、家と会社とスーパーと整体と郵便局と三越の位置関係ぐらいしか把握しとらんもの。
飛んで湯布院、飛んで別府、飛んで阿蘇山みたいな場所なら地図的な見当がつくけど、目の前の「天神地下街」ではいまだに迷子になっている。
美容室も、道に迷うこと１～２回程度でたどりつけるようにはなったかな。
東京でいろんなバイトして、いろんな不幸を生み出して、いろんな素っ頓狂をやっていた２３年間、ずーーーっと同じ美容師さんに髪を切ってもらっていたので、福岡でなかなか良い美容室を見つけられず、悩みのタネの１つだった。でも、落ち着いてよかった。

やる気出てきたので仕事にもどろー。