カレーのサイトに、『夫婦の絆』の感想を2人の女性、
「まいこさん」と「リカオンさん」が書いてくれている。
これが恐るべき凄さだ。
この作品を完成させたときに、果たして待っているのが
「成功」か「失敗」か未だに見えてこない。
不安の中で、あるイメージを追い求めて、必死で一回一回を
完璧な満足度で描き進めている。
毎回、うまくいった、奇跡だと思いながら描いてるのだが、
残念ながら身近な男には全く面白さが理解できないよう
なのだ。
この作品は、わし自身にも成功するか否かが分からない。
だから不安と怖さがずっとつきまとっている。
自分を追い込んで潜在意識下から何を呼び覚ますか、
まだ確信を掴めない。
毎月、締め切りが近づくと、怖いから逃げたいと思い
ながら、自力で闘志を掻き立てなければならない。
だが、この時点で「まいこさん」と「リカオンさん」の
感想を読めたことは、大変ありがたかった。
伝わっている!なんと女性の心を掴んでいる!
早く続きを描きたいと思ってしまった。
しかしこの2人の感想は絶対に男には書けないだろう。
圧倒的に女の感性があってこその感想だろう。
女ってのは凄い!これを読んだら、女の文学的な感性に
感嘆するしかない。
やっぱり男と女は頭脳の出来が全然違うのだ。
女なしには、やっぱりわしは生きていけないんだなと、
一郎のように思ってみた。