【よいしょの2】
政界激震、連日メディアを騒がしている自民党・安倍派の裏金問題。
この裏金作り、もう10年以上も当たり前のように行われていたようです。
各メディアも一斉にこの問題を取り上げていますが、私が注目したのは、産経新聞12月20日付の主張(社説)です。
産経は『「裏金」強制捜査 なぜ隠したか全容解明を』と題して、
「徹底解明と刑事責任追及を求めたい」
「国民の浄財を裏金にするなど、民主政治の精神を踏みにじる行為ではないか」
「国民からは納得のいく徹底的な捜査を求められていることを忘れてはなるまい」
と、厳しく論じています。
そう! そのとおり!
よくぞ言ってくださいました!
なぜこんなことが行われていたかといえば、安倍政権が人事権を使って官僚の首根っこを押さえこみ、検察も手を出せない状態にして、やりたい放題やっていたからだろうし、もし安倍晋三が生きていたら、未だに検察も手を出せなかったかもしれないと、ちょっとニュースに関心のある人だったら、誰でも察しがつくはずです。
今こそ徹底的な捜査によってその構図を暴き出し、安倍晋三こそが民主政治の精神を踏みにじった張本人だということをはっきりさせるときです!
私は失礼にも、産経新聞なんか「新聞」の名に値しないと思っていました。
単なる「アベカルト」の広報紙でしかないと思っていました。
しかし、それは大変な誤解だったようです。
産経新聞も、日本の政治を腐らせた諸悪の根源を徹底的に解明すべきだと思っておられるようです!
ところが、産経新聞のエース記者である阿比留瑠比は、21日付の同紙コラムで、安倍晋三は「(パーティー券キックバックや報告書不記載を)やめさせたにもかかわらず、諸悪の根源のように報じられている」として、マスコミを非難しています。
これは見逃せませんよ! これでは元NHKの安倍晋三ベッタリ記者が最近言い出して、誰も信用せずに嘲笑している主張と、全く同じじゃないですか!
こんなものを載せてたら、やっぱり産経新聞って本当に程度の低い、朝日新聞に入れなかった人材が仕方なく入ってきて、朝日新聞叩きを存在意義にしていただけの、どーしようもない新聞だと思われてしまいますよ!
社説で「徹底解明」を求めた以上、産経新聞は阿比留のような記者は追放し、自分たちは朝日と違って、イデオロギーで事実をねじ曲げるような新聞ではないということを証明すべきだし、今がその絶好のチャンスです!
心から期待しております!