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小林よしのり
2023.12.20 06:57日々の出来事

チェブリン100点、わし40点からのスタート

先週土曜の「歌謡曲を通して日本を語る」の動画を
見た。
普段自己嫌悪に陥るから、自分の映像は見ないのだが、
大須賀氏の演出を見ておかねばならないからだ。
さすがに凝っていて、彼は彼なりに意欲的に実験を
重ねてくれることがありがたい。

わしは喋りに関しては重要な時代考察を語っていて、
満足しているが、歌は「安奈」だけは声が出ているが、
あとは没入感がない。
歌と喋りの総合点は、チェブリンは100点、わしは40点
と評価した。

実は右目が緑内障で遠くに映像として映る歌詞が見えない。
遠くのモノに焦点が合わないからぼやける。
必死で見ていると涙が溢れてきて、映像がボケてしまう。
手元にある歌詞しか見えないのだ。
歌詞を読むのに必死で、歌への没入感が減少したのが
失敗だった。
例え伏し目がちになっても、歌詞は手もとに置くしかない。

そして練習量が圧倒的に足らない。
当然だが、漫画制作に時間が取られ、練習する暇がない
のだ。
とことん歌い込まなきゃ、一曲の完成度は高くならない。

チェブリンは楽器演奏とコーラス、両面で努力の成果が
出ていた。
チェブリンは毎日練習していて、本当に凄い。
何よりわしの隣りで明るくパフォーマンスしていて、
それにずいぶんわしは助けられている。
番組の明るさを彼女が担保してくれているのだ。

だが、自己評価が低いと、チェブリンに叱られてしまった。
もっと練習量を増やすと宣告された。
これは壮大な実験であり、冒険なのだから、チェブリンに
しごかれても、やるしかないのです。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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