今週は京都に出張だった。
京都と言っても、日本海側。
1日に数本しかない特急に乗って2時間かかる。
せっかく行くのだからと、訪れたことのなかった
日本三景のひとつ、天橋立に立ち寄った。
あいにくの雨でしたが・・・。
しかも天橋立の全景を見るには、
丘の上に向かうリフトに乗らなければならない。
早速リフト乗り場に向かったら大混雑で
整理券を配布しているという。
しかも帰りも1時間待ち。
予定が押していたため、見下ろすのは諦めて
砂州をチャリンコでかっ飛ばして往復することにした。
さあ、行くぞ〜〜〜!!!
ここが、与謝野鉄幹・昌子の歌碑が建つ場所だ!
雪舟が描いた天橋立その場所だぁぁ!
途中、天橋立神社がある。
そこにお参りしようと自転車を停めたら・・・
あら!?!?
なんと大砲が!!!
アームストロング式15センチ砲の砲身。
説明板によると、軍艦「春日」に搭載されていたものを、
海軍思想普及のため大正12年、
海軍大臣より下付されたもの、とある。
大正デモクラシーの時代、その後の昭和前半からは
想像もつかないほど軍隊が軽んじられ、
志願者も少なかったといわれている。
ここを訪れる観光客にもアピールしようと
当時の海軍大臣は考えたのかな。
海外の戦地に行くと、旧式の艦の大砲が
陸地に据え付けられているのをよく見る。
とくに太平洋の島嶼は海軍の担任地域だったから、
陸戦隊の人々と共に旧式艦の大砲が沿岸に据えられ、
防衛の任に当たっていたのだ。
が、まさか天橋立で砲身を見ることになろうとは・・・
(なぜか観光案内のサイトなどには一切載っていないのよね)。
リフトに乗らず、地を這って良かった。
行ってみなければわからない、思わぬ発見がある。
BLOGブログ
前の記事へ北朝鮮より野蛮な国、日本。
現場からの報告。次の記事へ