昨日スタートした「ゴー宣欄外名言集」、ご好評ありがとうございます。
今日はさらにもうひとつ、新企画を立ち上げます!
「Play back ゴー宣!」
すでに2回ほど書いていますが、その折々の話題に合わせて、未読の人にはぜひ読んでほしい、読んだことのある人にも再読してほしい『ゴー宣』を紹介していくブログを、シリーズとしてやっていこうと思います。
さて、本日は12月8日。
だったらやっぱり紹介する作品は、これしかありません!
『新・ゴーマニズム宣言 戦争論2 第16章
パールハーバー』(2001)
ハリウッドで『パールハーバー』が映画化され、しかもその内容が、日本軍が軍事施設以外も標的にして民間人を犠牲にしたというような、史実を無視したものになるらしいという話を聞き、それならば『戦争論2』の目玉の1本として、徹底的に史実に基づき、しかも存分に迫力のある絵で真珠湾攻撃を描いてやろうという意欲で描かれた、42ページの作品です!
真珠湾攻撃の場面だけではなく、そこに至るまでの経緯から、攻撃後に起こったことに至るまでを立体的に、そして日本人の視点から描いた大作!
これは「日本人の視点」であると同時に、「世界史的な視点」でもあります。
欧米人が語る世界史こそが真の世界史であるという錯覚を、日本人はずっと持ち続けています。
それは明治に始まり、敗戦によってより強固になり、大東亜戦争を戦った世代が世を去るにつれ、いまやその錯覚が固定されつつあります。
今年は真珠湾攻撃から82年ですが、これが100年になる頃には、「日本人の視線による世界史的真珠湾攻撃論」など跡形もなくなってしまっているおそれもあります。それは、人類史の捏造に等しいと言えます。
『戦争論2・パールハーバー』は、絶対に後世に残さなければならない一作です!