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2023.12.7 07:00ゴー宣道場

フードデリバリー配達員と飲食店・その3

ゴー宣ジャーナリスト木曜担当焙煎珈琲です。

「フードデリバリー配達員と飲食店」
先週の続き↓UBER EATS配達料金と走行距離です。
https://www.gosen-dojo.com/blog/43478/
令和元年当時は東京の一部と横浜駅周辺のみ、
(基本料金¥350+距離料金)×ブースト-システム使用料
配達距離が1キロ以内だと大体
(¥350+¥80) ×1.3 =¥559
ブーストとはピーク時間(11:00~14:00,17:00~20:00)
に追加される倍率です。(が、現在はありません)
システム使用料が¥430の1割なので-¥43で、合計¥516。
配達時間は15分というところです。
うまく注文が入って全て配達距離が1キロ以内であれば
1時間で5キロ走って¥2064という計算になります。
当時は1度運べば大体¥500にはなりましたが、
これだけでは「稼げる」というほどの仕事ではないですね。
しかしそこに「クエスト」追加収入が入ります。
「クエスト」とは本来「探求・探索」「物語における冒険の旅」を差していますが、回数達成報酬のことです。
配達をゲーム感覚でさせる名称を選んだのでしょうね。

画面は最新のものですが当時は月火水木の4日間で
30回配達できれば¥5,000のクエスト追加収入が。
金土日の3日間でも同様です。
配達回数を重ねるほど1回当たりのクエスト収入は
多くなるので60回できればプラス¥20,000でした。
毎週120回配達すれば少なくとも週¥100,000に。
月にすると¥400,000以上ですから月¥500,000も
納得です。月¥1,000,000という猛者もいたそう。
私の場合はほぼ11:00~14:00週6日配達で
¥30,000を超えたのが最高報酬でした。

しかし当時のシステムは料理を受け取らないと
どこまで運ぶのか距離もわかりません。
最初は依頼が鳴ったら全て受けなければいけない、
と勘違いもしていました。
それでやらかしたのが受取先まで4.5キロ案件↓。

しかも池袋駅周辺は慣れてないと道がわかりづらい。
迷いに迷ってお店に到着するのに40分以上かかりました。
息も絶え絶えに商品を受け取るとお店の人に嫌な顔で
「遅かったね」と言われ平謝り。
配達先はお店から1キロ程度に1時間かかっています。
これまた物凄く嫌な顔で無言の受け取り。
配達員もキツイ。料理は冷める。お店もお客さんも憤慨。
依頼が鳴っても遠すぎる場合は断らないとダメというのをこの時に覚えました。

さてここまで「当時」と連呼しているのは、今はこんなに稼げないからです。
どうして配達料金が下がったのか?そのいきさつとは?
また次週お伝えしたいと思います。

 

プロフィール

東京都新宿区の直火式珈琲焙煎士兼販売店オーナー。
学生時代はほぼ昭和で平成元年社会人デビュー。
大手自動車メーカーに就職したのに6年で退職。
その後派遣を含めあちこち転職し続けて20年。
平成10年12月に脱サラしてようやく念願の独立。
趣味、というよりなくてはならないものが漫画。
草野球試合中にバットで殴られた事件で門下生に。

 


 

【トッキーコメント】
地方ではまだウーバーイーツの配達エリアになっていないところも多いのですが、今も徐々に対象エリアを拡大中。
ところが、その配達員が以前ほど稼げないとは、いったい何があったのでしょうか?
来週の報告を待ちましょう!

 

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