昨日、BPO(放送倫理・番組向上機構)は、今年5月放送のNHK「ニュースウオッチ9」に放送倫理違反があったとする意見を公表しました。
問題の番組は、新型コロナワクチンの接種後に亡くなった人の遺族を、新型コロナに感染して亡くなったと誤認させる報道をしたというもの。
BPOはこれに対して
「事実を正確に伝えるというニュース・報道番組としての基本を逸脱し、視聴者の信頼を裏切り遺族の心情を大きく傷つける結果を招いた」
とした上で、その放送の問題点として
「取材の基本を大きく逸脱していた」「取材サポートも不十分」「チェック機能も働かなかった」
さらには「『人の死』の伝え方として、あまりにも軽かったのではないか」と指摘。
そのうえで、「現場のニュースに対する感覚、ジャーナリズムに関わる感度の底上げが焦眉の課題」
「経験の少ない人や若手の取材・制作をサポートする体制の拡充に力が注がれることを望みたい」
としています。
もう、ボロッカスです。
報道機関の体を為していないと断定したにも等しい意見です。
まあ、当然ですが。
これに対して、NHK側は平謝りで、
「BPOの指摘を真摯に受け止めます。取材・制作のあらゆる段階で真実に迫ろうとする基本的な姿勢を再確認し、ジャーナリズム教育の徹底など現在進めている再発防止策を着実に実行し、視聴者の信頼に応えられる番組を取材・制作してまいります」
とコメントしています。
まあ、一切信用できませんけれども。
一昨日のクロ現を見ても、NHKに「ジャーナリズム教育」のできる人なんか一人もいないということは明白です。
もっとも、それはNHKに限ったことではないのですが。
3年以上にわたったコロナ禍において、「事実を正確に伝えるというニュース・報道番組としての基本」を逸脱していなかったマスメディアなど、ひとつもないのです!
全てのメディアが、季節性インフルエンザと大差なかった新型コロナの恐怖を過剰に煽りまくって、社会・経済・文化に多大な被害を与えたのですから!
全メディアが重大な倫理違反を犯していながら、まだ誰も総括も反省もしていない!
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