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ゴー
2023.11.26 12:36

判断基準は「安定的な皇位継承」との関係での意味

弁護士のゴー(茅根豪)です。

宮内庁の記者会見(11月22日付東京新聞)で大事な言葉がでましたね。

 

宮内庁の西村泰彦長官は現時点の皇室全体を見渡すと、安定的な皇位継承という観点からは課題があるとの認識を示しました。

法改正を念頭においての発言ですが、今後はいっそう、憲法14条との関係で合憲といえるには、立法内容が「安定的な皇位継承」の観点から合理性があるかどうかが重要になります(当然です)。

 

以下は憲法の素人意見ですが、憲法は国民から権力への命令書のはずです。素人だから専門家に任せればいいとせず、国民が自分の頭で考えてみることが大切です。何より面白いですよね、人生その方が!

 

話を続けますと、例えば法律案が次の内容を前提してたとしましょう。

全ての国民(1億2600万人)から、天皇の血筋に繋がる国民(数万人??)を選別し、その中から旧宮家の子孫(数十名??)を選別し、さらに女性ではなく男性だけを選別して、残った人間(数名??)だけを養子に選ぶ

これに含まれる各別異取扱いに「安定的な皇位継承」との関係で合理的理由があるかが問われるわけです。

門地差別、女性差別、実質的な貴族制度、自己決定の侵害(これは憲法13条)、国民統合の象徴との整合性(これは憲法1条)等々、耳にするものだけでも憲法上の問題点はいくつもあります。

個別に問題だ!と言うのも大切ですが、各論点は、今後一層、全て大きくは「安定的な皇位継承」との関係で合理的な理由があるかを審査されると思います(特に前3者。すぐに憲法学者がちゃんと整理してくれます)。

そうすると、法律案を違憲だと!主張したい側は、法律案について各問題点(門地差別、その他)が「安定的な皇位継承」との関係で合理的理由が見当たらない!との声を強めることが大切になります。そのような国民の声も、立法の材料(立法事実)になるからです(素人意見かどうかより、国民の声があるかどうか!)。

https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html(首相官邸へのご意見)

https://ssl.jimin.jp/m/contacts(自民党へのご意見)

https://cdp-japan.jp/form/contact(立憲民主党へのご意見)

例えば、次のような国民の声です。「・・・は安定的な皇位継承に資さないだろ!」、「・・・は皇位継承の安定はむしろ低下するだろ!」、「・・・は皇位の安定継承と関係がないだろ!」、「・・・の方が皇位の安定継承できるだろ!」等々。

 

常識でいいんです!素人でいいんです!

強い国民の声があるか否かが大事なんです!

声を上げましょう!

ゴー

昭和50年生まれ。神戸市在住。一児の父。いまのところ弁護士。サラリーマンが長続きせずバイトも続かず三十代で司法試験を目指し間違って合格。こんな責任が重い仕事は早くリタイアしたいと思っている。19歳から読み始めた漫画(ゴーマニズム宣言)を未だに卒業できず今日に至る。同書は今も隠れて読んでいる。仕入れた知識や思想で過去の自分にマウントをとるのが好き。本当は沢山の人とゴー宣の話題で盛り上がりたいと思っている。

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