今週号のSPA!で倉山満が相変わらずの珍説を強弁。
これを公論サポーターが瞬殺していますので、ご紹介します!
東海支部のL.Kです。
SPA!今週号で、自称皇室史学者・倉山満が皇室について書いています。
この文章からわかるのは、倉山の
・左翼顔負けの皇室破壊思想
・歴史家としての無能さ
・文筆家としての無能さ
なのですが、取り急ぎ「左翼顔負けの皇室破壊思想」について書きます。
倉山は、
・『日本書紀』には「一書」(異説)が多く、神話・伝説は結論が「よくわからない」
・ニニギノミコトの天孫降臨神話について、『古事記』では命じた神は天照大神とハッキリ書かれているのに対し、『日本書紀』ではそれが「一書」扱いとなっている
・天照大神が皇神(皇祖神のことか。相変わらず言葉遣いがおかしい。)となった経緯も歴史学の対象
といって、皇室の権威の源泉である神話からの連続性や、天照大神が皇祖神であるという常識を相対化しようと必死に印象操作します。
しかし、根本的な問題として、
天照大神が皇祖神でなければ、他のどの神が皇祖神なのか?
今の皇室は、ニセモノ皇祖神を賢所に祀り、篤く崇められているのか?
歴代天皇が伊勢神宮を重んじられてきたのはお門違いだったのか?
三種の神器を賜った神は、『古事記』でも『日本書紀』でも天照大神しかいないが、その神器とともに皇位が受け継がれてきた歴史も無意味なのか?
倉山は、皇祖神が女神・天照大神であるという事実をよほどキャンセルしたいらしい。
ですが、それは悠久の歴史の中で形作られ現代まで続く、天照大神を頂点とする皇室祭祀を否定する思想です。
それは祭祀王である天皇の権威を否定することと同義です。
シナの影響を受けた因習でしかない男系主義とは訳が違います。
皇室祭祀、及びそれに基づく天皇の権威を否定するなど、皇室破壊を企む左翼そのものではないですか。
皇室祭祀を否定するのだから、男系カルトが皇室という聖域を軽んじるのももっともです。
皇室祭祀、皇室という聖域を否定しないと、男系継承を正当化することはできない。
すなわち男系固執は、(その非現実性に留まらず)信条の面においても皇室破壊の左翼思想であることを、倉山は示しました。
ちなみに、倉山が弄した詭弁は、13年も前に描かれた
『新天皇論』第26章「ついに神話を否定した男系主義者」で高森先生に論破された新田均の焼き直しに過ぎません。
周回遅れで、まったく進歩のないことを言っているのだから、呆れ果てます。
尚、高森先生の下記のブログが本件において大変参考になります。
(というか、本来これで充分のはずですけど。)
「神話への初歩的誤解、皇祖神を巡る迷走はいつまで続くのか?」
https://www.a-takamori.com/post/230713
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ケロボーです。
L.Kさんの倉山論破に関連しますが、男系派は天照大神と神話を否定するのがパターンになっています。
X(ツイッター)でも、この件を出すと男系カルトは「小林と高森が勝手に言ってるだけの珍説だ」みたいなことを言ってきます。
自称保守は最初の『天皇論』の「皇祖神は天照大神だから皇統は最初から女系とも言える」と描かれた一コマを叩きまくったことは読者にはよく知られていますが、連中はバカなので今も全然変わっていません。
今週の倉山を見ても、やはりここに男系派がニセ保守で、意識は左翼のままである本質が表れています(ちなみに自分は逆にこのコマで納得して今に至ってます)。
L.Kさんも言及してるように、『新天皇論』に描かれているチャンネルサクラでの討論でも新田均がアマテラスを否定してましたが、その際に高森さんが言ったのが「三種の神器はどう説明します?」でした。
そのうちの一つの草薙の剣を祀っている熱田神宮自体が、参道の横に置いているパネルでこう説明していました。
「天照大神は、日本の一番古いご先祖の神で天照と申し上げ、
最高の神格を、また日神(ひのかみ)と讃えて呼ばれるように、
始めてこの世に神の道をあらわされ、また人々に慈しみの徳を授けられた神であり、
日本国民統合の象徴である天皇の大御祖神(おおみおやがみ)であります。」
熱田神宮は剣があることで有名ですが、そもそも御祭神がアマテラスなんですよね。
こちらのパネルの写真を添付します。
数年前に見かけていたのですが、先日の名古屋オドレらの次の日に撮り直しました。
論破祭り等にお使いください。
関係ないですが、草薙の剣がなんだか身近に感じられるのは、個人的にはドラクエ3に出てきたからと思ったりしてます。
必死になって天照大神をキャンセルしようとし続ける、その行為自体が異常です。
皇室に敬意を持つ日本人のやることでは絶対にありません。
誰の目にもそれは明らかなのに、本人は決してそれを認めることのないまま、死んでいくのでしょう。
というか、今だってただ単に生物として生きているだけで、思想的にはもうとっくに死んでいるんですけどね。