ゴー宣DOJO

BLOGブログ
笹幸恵
2023.10.16 13:17配信動画

軍トリ#78のご感想をいただきました。

関西支部サポーターの基礎医さんから
『軍トリ』のご感想をいただきました!

===================

笹幸恵の軍事トリビア#78
「飛行場を急襲!「義烈空挺隊」 読谷村の碑を訪れました。」。
今回も、ホンマにトリビアな感じを、楽しく見させていただきました
(併せて、今回も勉強になりました)。
まず、「義烈空挺隊」。笹さんがおっしゃられるように、
初めて知りました。「空挺隊」自体も、実は自分よく知らなくて、
飛行能力を利用して、大東亜戦争の初期に、
マナド(?インドネシアのスラウェシ島)や
パレンバン(インドネシアのスマトラ島南部)の
飛行場に降り立って、制空権の確保に貢献する、
というのは、非常に理に適った戦術ですね(これは、勉強になりました)。
さて、「義烈空挺隊」。
アメリカに速攻で占領された、北飛行場に夜間飛行して強行着陸して、
飛行場の施設破壊などのゲリラ戦を展開する。
実際に着陸できたのは、何と出撃した10機のうち1機。
その難しさの中で任務をやり遂げた、ということに、
自分は素直に先人に敬意を表したいと思います。
こういう方々が気概を見せてくれたからこそ、
今の日本があるのだ、と改めて思いました(実際には、
悲壮感はあったのだろうと思いますが、軍人らしく殉じた、
と自分は強く感じました)。
ところで「夜間飛行」というと、フランスの文学者、
サン=テグジュペリ(「星の王子さま」で有名)の
「夜間飛行」を彷彿させられるものが、ありましたね。
レーダーも発達していな状態で、漆黒の闇を進むことが、
いかに危険か?という意味で。それを、危険承知で行い、
胴体着陸できる技量を「義烈空挺隊」の方々は持っていたわけですから、
やはり軍人として優秀だったのでしょうね。
そして笹さんが、番組中で「サイパンでも、硫黄島でも
機会がなかったので・・・」と言われていたことはとても印象的で、
自分、そのときにすごく思ったのは、「「義烈空挺隊」を
防御のしっかりしたサイパンで、戦わせてみたかった!」です。
というのは、マリアナ沖海戦は、サイパン、テニアン、および
グアム島をめぐる、日本とアメリカの後の運命を左右する重要な海戦でしたので、
この段階では、日本も負けないための戦いができたのでは?と、私見では思います。
これは、完全に願望ですが、もしも「義烈空挺隊」が活躍して、
サイパン島の死守に成功し、この海戦が引き分けになったら、
日本は制空権を死守することもでき、本土を直接攻撃されることもなく、
やがて条件付きで講和条約を結ぶことも可能に・・・。
しかし、笹さんは戦艦大和のお話しもされていましたが、
リアルな歴史は「肝心なときに、充分に活用されなかった」、
ということになりますね。
今回のトリビアを見ていても思うのですが、
個々の優秀な戦力をもつことと、戦争に勝つことは違うのだろう、
ということは改めて感じました。例えていうと、「三国志」の前半で、
諸葛亮孔明が出てくる前の劉備軍は、豪傑たちが活躍した局地戦では勝つが
全体としては、曹操軍に負けている、というのと類比できますかね。 
しかし、滅びの文学ではありませんが、それでも、「義烈空挺隊」の
成し遂げたことは、強烈に心に刻まれる。読谷村の碑を前にしたら、
そんな情景が浮かぶような気がします。
今回の番組を視聴していて、
そのように思った次第です。それでは、次回も楽しみにしております。

=================

星の王子さまと三国志・・・が出てくる基礎医さんがすごい。
ご感想ありがとうございました!
以前、海軍の空挺部隊に所属していた方にお話を聴いたことがあるのですが、
自身が空挺部隊の一員であったことに非常に誇りを持っていらっしゃいました。
戦時歌謡『空の神兵』は、きっとメロディも聴いたことがあると思います!


義烈空挺隊は、もっともっと知られていい存在です!
『軍トリ』ぜひご覧ください!


『笹幸恵の軍事トリビア』#78
飛行場を急襲!「義烈空挺隊」 読谷村の碑を訪れました。




笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

次回の開催予定

INFORMATIONお知らせ