お待たせしました!
今週も、誰も言わない、誰も見てない視点論点満載!!
小林よしのりライジングVol.482
配信です!!
今週号のタイトルは
「ジャニーズ廃業会見、立証責任の重要さ」
今週月曜日に行われたジャニーズ事務所2回目の記者会見を、速報分析!
第1回会見のベタ折れ、平謝り、「皆様のおっしゃる通り、ジャニー喜多川は極悪人でございました」という有様からある程度予想はついたこととはいえ、今回の会見でジャニーズ事務所は「ジャニー喜多川」の痕跡を完全に消し去ることを宣言。詰めかけた報道陣も、それを当然のこととして受け止めていた。
でも、なぜ?
ジャニー喜多川は、そこまでの扱いを受けなければならないほどの人間だったのか?
そうだとしたら、その根拠は何か?
ジャニー喜多川に対する非難は、一切「法治主義」には基づいていない。
これは「ムラのオキテ」によるリンチだ!
責めている側も、責められている側も、それに全く気付いていない。
そしてジャニーズ側は、「被害者に立証を求めない」とまで言ってしまった。
これが何を意味しているか、分かっているか?
もう、事はジャニーズだけに留まる問題ではない。
日本における「法の支配」を根底から破壊しかねない問題なのだ!!
泉美木蘭のトンデモ見聞録は
「不思議の国・日本保守党」
先週に引き続き、作家・百田尚樹が結党を宣言し、本人たちの脳内ではすでに自民党を脅かすような存在になっているらしい「日本保守党」。
ネトウヨ・自称保守界隈の狭いせまーい世界以外にはほとんど知られていないのだが、本人たちの脳内では自民党の嫌がらせで十分報道されず、ウィキペディアからも削除されたということになっている「日本保守党」!
その日本保守党、この1週間は「お祭ウィーク」だった!
党勢拡大のためにネットで攻勢をかける日本保守党。
ではそこで、どんな主張をしていたのか?
そこに展開していたのはやはり、特殊な脳内にしか映らない、不思議の国だった!
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」
…10月2日のジャニーズ事務所記者会見を見たが、くだらなさが極限に達していた。なにしろその会見場にいる者が誰ひとり、事の本質を一切理解していないままに進行していくのだ。ジャニーズは情緒的なものだけに流され、法治主義をかなぐり捨て、ひたすら「八つ墓村のオキテ」に平伏してしまった。あとは法治主義を守る気のない馬鹿と阿呆で糾弾会をやっているから、無法地帯になるだけで、「立証責任を問わない」という狂気が、さらなる狂気を育ててしまっていた。あの場の弁護士は、いったい何のためにいたのだろう?
これは、単にジャニーズ事務所だけに留まる問題ではない。
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…今週は、日本保守党の1つのお祭りウイークであった。
まず、百田尚樹と有本香がネット番組「Abema Prime」に出演。その後、日本保守党の公式サイトが開設され、党員募集がはじまった。たちまちネット上の自称保守たちが集結し、募集開始から24時間で党員登録は3万5千人を超えたという(10月2日正午時点)。
「Abema Prime」では、百田と有本から、結党の背景にあるLGBT法に対する怒りと「安倍亡き後の自民党」へのアンチ感情が表明された。二人はどんなことを語ったのか?今回も自称保守ウォッチをお届けする。
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」
…ウクライナ戦争をきっかけに良くも悪くも印象が変わった国はある?
「芸能界はヤクザな世界」とは言いつつも女性を性被害から守るという「人権」は取り入れているのは何故? 虚無の対義語は何?
パレスチナ、そしてアラブ諸国の現状をどう見る?
「40代は脂ののったとき」と言われるけど本当?
ジャニーズ系俳優で先生が最も演技力を評価するのは誰?
ジャニーズはどうすれば良かったと思う?
「人権派」「リベラル」あるいは逆に、もろネトウヨな人の発言であっても、良いと思ったら評価するのはアリ?
『ゴジラ-1.0』に期待してる?
…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第511回
「ジャニーズ廃業会見、立証責任の重要さ」
2. しゃべらせてクリ!・第438回
「へごわっしゅ! メイドお父ちゃまがシュークリーム差し入れぶぁ~い!の巻【前編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・
第305回「不思議の国・日本保守党」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記