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小林よしのり
2023.9.24 07:51日々の出来事

70過ぎて「シンデレラガール」を歌った狂人

昨日は『歌謡曲を通して日本を語る』の第一回目の
生放送だった。
奇しくもジャニーズへのキャンセルカルチャーの
嵐が吹き荒れて、ブログが一日で100万回超の閲覧者
を記録した日に、ジャニーズ特集をやることになった。

言っておくが、わしは歌が上手いとは思っていない。
だが、70過ぎて「シンデレラガール」や「愛のかたまり」
を歌ってみるほど、「歌が好き」ということは断言できる!

ジャニー喜多川のおかげで、昭和、平成、令和を多いに
楽しませてもらった、大いに幸せにしてもらったという
ことは、ジャニーズ事務所に伝えておきたい。

ジャニー喜多川に異常性愛の気があろうと、あの程度なら、
彼の業績をキャンセルするほどの「憎悪」は全く湧かない!
なんで記者から、ヒトラーやスターリンと一緒にされて、
彼が生みだしたタレントから、「鬼畜」呼ばわりされるの
か全然分からない。

彼の存命中に彼の罪を問わず、死後に突然「手のひら返し」
をして、鬼畜呼ばわりし、彼の業績を根こそぎキャンセル
するほうが、よっぽど「鬼畜」の所業だろう。

わしは歌が好きで、歌のない世界などには生きられない。
殺伐としたキャンセルカルチャーの暴風の中で、
「歌が好き」な老人が抵抗しているという事実さえ残して
おけばいい。
この風向きはいつか必ず変わる。

どんなに仲間うちで褒められても、仲間うちの好意で
あって、わしが勘違いすることはない!
わしは「キャンセルカルチャー」も、「人権真理教」も、
極左の運動だと知っている。
わしは「保守」だから、日本の文化は守る。
海外の特に極左の価値観に洗脳されて、日本人の人情を
破壊する流れには絶対乗らない!
70過ぎて「シンデレラガール」を歌った狂人の伝説は
きっと残るだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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